2016年03月28日
コンテンツ番号1589
北秋田警察署と市が調印
(2016年3月28日)
北秋田警察署と北秋田市の「北秋田市警察情報の住民提供等に関する協定」締結調印式が、3月28日(月)に市役所で行われました。この協定により、北秋田警察署から事件や事故などの発生の情報提供があった場合、市は市民の安全確保のため、防災情報メールや防災広報無線を活用して警察情報を市民に伝達することになりました。
調印式には、市側から津谷市長、虻川広見副市長、石川博志総務部長が出席。また、北秋田警察署からは、須藤春彦警察署長、谷川秀史生活安全課長、大山浩幸生活安全係長が出席しました。
協定書の調印後、津谷市長は「平成27年度は5月、7月の2度にわたって振り込め詐欺、成り済まし詐欺によるアポイント電話が市でも発生したことから、北秋田署からの情報提供を受け、被害防止広報を実施している。市では、通り魔殺人や連続発生強盗事件などの重要犯罪の発生は幸いないが、いつ、どこで発生するか分からない事件、事故、犯罪などから地域住民の被害防止、被害拡大防止を図るため、北秋田警察署との協議を深めながら、積極的に必要な措置を講じていくよう努める」などとあいさつ。
つづいて、須藤北秋田警察署長は「防災広報無線は、情報伝達手段として、大きな効果を期待できる。協定の締結で、これまで行っていた北秋田市との防災広報無線の手続きが明確化され、より迅速に情報発信することができる。今後、北秋田市で市民の生命、身体などの安全を脅かす重大事件や災害などが発生した際には防災広報無線を活用した情報発信を行い、これまで以上に広く市民に対して注意喚起などの情報を提供していきたい」などと述べました。
昨年9月に埼玉県熊谷市で発生した連続殺傷事件などを受け、地域住民への緊急を要する警察情報等の伝達手段として防災広報無線の活用が期待されています。
防災広報無線を活用した警察情報の提供は、これまでも所要の手続きを経て実施されてきましたが、犯罪等の発生時や犯罪が起こりそうな時などの緊急を要する際に警察情報の内容や活用時の手続きを明確にするなどの必要な事項を定め、スムーズな情報伝達を行うことにより、安全で安心なまちづくりを推進することを目的としています。
この協定締結により、提供される情報としては、通り魔殺人や連続発生の恐れがある強盗などの重要犯罪情報、痴漢や児童への声掛け・引ったくり・振り込め詐欺などの犯罪情報、行方不明者やその他地域安全活動の推進に関する防犯情報などを想定しています。
北秋田警察署からこうした事件・事故などの情報提供があった場合、市は防災情報メールと、合川・森吉・阿仁の各総合窓口センターから防災広報無線で市民に警察情報を伝えるものです。
警察署と自治体の同協定締結は、県内では仙北市、上小阿仁村、由利本荘市、美郷町に続いて5例目となります。