2016年02月23日
コンテンツ番号1477
将来の姉妹校提携に向けて交流
(2016年2月23日)
台湾の国立龍譚(ロンタン)高級中学の一行39人が、2月23日(火)に秋田北鷹高校(佐藤清悦校長、生徒数725人)を訪れ、授業や部活動体験を通して交流を深めるとともに、両校の校長が、将来の姉妹校提携に向けた覚書に調印し、交流を進めていくことを確認しました。
両校の交流は、平成26年12月に、JNTO(日本政府観光局)事業で、龍譚高級中学の李恆霖(チョウ・ブンショウ)校長が秋田北鷹高校を視察したことがきっかけ。同じ農学系の学科があり特色が似ていることから秋田北鷹高校に興味を持ち、平成27年12月に、秋田県台湾教育旅行招へい事業で再び、国立龍譚高級中学の関係者が訪れ、今回の交流につながりました。
今回の日本教育旅行には、李校長をはじめ3人の教職員と生徒35人の計38人が5泊6日の日程で来日しました。
国立龍譚高級中学は、日本の高校にあたる学校で、普通科、園芸科、食品加工科、機械科、電気工学科などがあり、約1400人が学んでいます。
体育館で行われた歓迎セレモニーでは、佐藤校長が「皆さんをお迎えしてお互いに交流できるのを楽しみにしていました。生徒、職員一人一人がおもてなしの心で皆さんと交流し、すばらしいときを分かち合いたいと考えています。この交流を土台にして、両国の生徒、学校同士が交流を深めていければ幸いです」と、李校長は「これからもお互い助け合い成長することを願っています。一緒にがんばりましょう」とあいさつしました。つづいて津谷市長は「このたびの教育旅行では、秋田北鷹高校との交流を深めていただくとともに、北秋田市の魅力を存分に楽しんでください」と一行を歓迎しました。
また、秋田北鷹高校の小林健太郎生徒会長が「皆さんとたくさんの思い出を作れるようお手伝いしたい。今日一日思う存分楽しんでください」と述べ、龍譚高級中学の呉迪(ゴ・テキ)さんは「はじめて日本に来ました。私たちに学習の機会を与えてくれた日本人に感謝します」と流ちょうな日本語であいさつしました。
この後、吹奏楽部が「浜辺の歌」など3曲を演奏。龍譚高級中学の生徒たちは、バンド演奏や「妖怪体操第一」などのダンスを披露し会場を沸かせました。
この日は将来の姉妹校協定締結に向け交流することを内容とする覚書の調印も行われ、両校長が署名した後握手を交わし、今後の交流を誓いました。
また、龍譚高級中学の生徒たちは、だまこ鍋づくりや、書道、音楽、体育、農業などの授業を体験し、雪遊びを楽しみました。
一行は、森吉山阿仁スキー場、角館武家屋敷などを訪れた後、27日に成田空港から帰国する予定です。