2016年01月02日
コンテンツ番号1390
雷鳴のような大音響で新年の門出を祝う
(2016年1月2日)
新春恒例の大太鼓叩き初めが、1月2日(土)に大太鼓の館で行われ、4張りの綴子大太鼓が大音響をとどろかせ、今年一年の安全と地域発展を願いました。
大太鼓叩き初めは、大太鼓の館と物産館への誘客、施設での無事故や市の発展などを祈願するため毎年1月2日に行われており、この日は綴子上町・下町の大太鼓保存会、市、市議会、観光・物産関係者が出席したほか、帰省客なども含め約120人がセレモニーを見守りました。
はじめに神事が執り行われ、4張りの大太鼓の前に設けられた祭壇に津谷市長ほか参列者がそれぞれ玉串を奉天し、今年の安全と地域発展などを祈願しました。
神事の後、津谷市長は「これだけ大きい上町、下町の大太鼓が合同で演奏するのを聞く機会は年2回で、この叩き初めと9月のたかのす太鼓まつり。この大太鼓で、今年一年の災いを吹き飛ばし、今日お集まりの皆さんがご健勝で、幸せな年にしていただきたいとの願いを込めて、叩き初めをしたい」などと新年のあいさつを述べました。
つづいて上町・下町大太鼓保存会を代表して下町大太鼓保存会の藤島満会長が「大太鼓の祭りは西暦1262年からといわれており、754年間続いている。歴史のある祭りをこの地域だけではなく、もう少し世の中に発信していきたい」などとあいさつを述べました。
このあと、下町大太鼓保存会が「ぶっこみ」と「流し」、上町大太鼓保存会が「朝日山」、「輪打ち」、「通り奴(やっこ)」をそれぞれ演奏。そして、両保存会による合同の「街道下り」が打ち鳴らされ、雷鳴のように響き渡る大太鼓の音に参加者は驚いた様子でした。
叩き初めの後、ふれあい太鼓体験が行われ、訪れた子どもたちが保存会会員の手ほどきを受けながら、長さが1メートルもあるバチを使って実際に打ち鳴らしたり、大太鼓の前で記念撮影をして楽しんでいました。