2016年01月06日
コンテンツ番号1378
「生きる力 知恵の力」を出版
(2016年1月6日)
阿仁荒瀬出身の白川好光さん(埼玉県三郷市在住・70歳)が、1月6日(水)に北秋田市教育委員会を訪れ、6冊目となる著書「生きる力 知恵の力」(くまがい書房)を市内の全小・中学校と図書館へ合わせて20冊寄贈しました。
白川さんは、7人の養父母に育てられるなど複雑な家庭環境の中で中学校を卒業。16歳で大工の修業に入り20歳で上京。24歳のとき独立し、大工から現在の不動産・建築業を営む、白川工務店を一代で築き上げました。これまでの歩みは「NHKラジオ深夜便」で紹介され、自叙伝や童話、人生の参考書として5冊の著書を出版。また、小中学校の非常勤講師も務めているほか、各地で教育講演を続けています。
教育委員会を訪れた白川さんは、寄贈にあたり「若い人が生きていくうえでのヒントになればと、70年間の実践と経験の中からこの本を書きました。市内の小中学校の先生や子どもたちに読んでもらえればと思います」と述べました。
寄贈を受け三澤仁北秋田市教育長は「この本には、白川さんの人生の生き方、苦しみ、喜びが全部つまっており、子どもたちがこれから生きていくうえでの道しるべになると思います。機会あるごとに先生から話をしていただくとともに、子どもたち自身が本を読むことでよい勉強になると思います」とお礼を述べました。
また、この日、白川さんは秋田県教育庁を訪れ80冊を寄贈。県教育委員会を通じ県内の全高校と県立図書館に配布されます。