2016年01月23日
コンテンツ番号1193
市内の教育環境に触れ、雪国を楽しむ
(2016年1月23日)
中国・蘭州市の茆式教育研究普及センター(茆 強〈マオ ジャァン〉センター長)訪問団一行18人が、1月21日(木)から23日(土)までの2泊3日の日程で北秋田市を訪れました。
茆式教育研究普及センターは、数学を中心に小学校から大学院受験までの教育を一貫して行う民間機関で、日本の教育機関との交流もさかんに行なわれています。今回は、全国学力テストでトップ級の成績を維持している本県の教育環境に触れようと、昨年2月に続いて市内の学校などを訪れました。
また、北秋田市では、旧合川町の旧秋田県立営農大学校での中国人留学生の受け入れをきっかけに続いている交流の輪を、市の若い世代に引き継いで相互に交流ができるように取り組んでおり、平成26年度には、市内の中高生5人が中国の上海市・蘇州市・溧陽市を訪れています。
訪問団は、センターに通う8歳から17歳の児童生徒9人と、教師や通訳など9人の計18人。21日(木)の夕方に北秋田市に入り、合川日中友好交流協会(疋田俊一郎・会長)による歓迎会に臨みました。
22日(金)には、もりよし給食センターを見学したあと、合川小学校で授業参観と交流会、合川中学校では授業体験と授業参観、懇談が行われ、夕方からは訪問団の児童生徒たちが一般家庭にホームステイして日本の生活を体験しました。
このうち、合川小学校での授業参観では、団員たちが各教室を回って児童たちの授業の様子を見学。また、体育館で行われた5・6年生との交流会では、6年生の加藤青葉さんが、「皆さんに会えるのをとても楽しみにしていました。交流を楽しんでください」と一行を歓迎。続いて、運動会や学習発表会、祖父母交流会など学校の様子をスライドで紹介し、学校菜園で収穫した大根で作った「いぶりガッコ」を一行に振る舞いました。この後、力強いバチさばきで祇園太鼓を演奏し、息の合ったよさこいソーランの踊りを披露しました。合川小学校の訪問の後、茆センター長は「子どもたちの笑顔と活発さ、先生の教育熱心な姿が印象的でした」と感想を述べました。
23日(土)には、鷹巣駅から内陸線で阿仁合駅まで移動し、阿仁スキー場での樹氷見学や北欧の杜公園で餅つき、雪遊びを体験し、空路、東京へ向かいました。