2017年12月13日
コンテンツ番号2112
減塩を心がけた食生活の大切さを学ぶ
(2017年12月13日)
生活習慣病予防減塩推進スキルアップ事業(北秋田市食生活改善推進協議会 齊藤イヨ子会長主催)の減塩を心がけた食生活を学ぶ講習会が、12月13日(水)に秋田北鷹高校で行われ、3年生180人が朝食の必要性や栄養バランスのよい食事について理解を深めました。
国が進める「健康日本21(第2次)」では、生涯を通じる健康づくりに一次予防が重視され、健康寿命の延伸のための生活の質の向上が求められています。個々の生活パターンを見直し食生活の改善により肥満予防、減塩などの情報の提供を行い健全な生活を取り戻すことが重要です。
講習会は、高校生が将来自立した際に、食に関する正しい知識を持ち自ら望ましい食を選択して、生活習慣病を予防する力の育成を図るため実施したものです。
この日は、はじめに齊藤会長が「皆さんは、これまで各家庭で育まれた食生活を基本に、これからの新生活を送ることになります。今は健康には自信があると思っていても、若いときからの偏った食生活や不規則な生活を送っていると、その積み重ねは少しずつであっても、確実に体に影響を与え、健康に害を及ぼす可能性があります。食生活に気を付けて、健康づくりを意識した生活を心がけてもらいたい」などとあいさつしました。
このあと、齊藤会長はじめ会員4人が、日本食生活協会のテキストをもとに、朝食を欠かさずに食べることや、1日350gの野菜摂取の大切さなどを生徒たちに説明しました。また、1日の食塩摂取目標量については、成人男性が8グラム未満、女性が7グラム未満と定めた厚生労働省の基準を紹介し、塩分の摂り過ぎは高血圧などの生活習慣病を招くと助言しました。
さらに、協議会員の皆さんが、ベーコンのうまみが絶品の「れんこんとベーコンの混ぜご飯」と、野菜たっぷりの「スペイン風オムレツ」の2品を生徒一人一人に手渡しながら「卒業して生活環境が変わっても、食生活に気を付けてほしい」と呼びかけました。
試食した生徒からは「レンコンのシャキシャキとした食感がとてもおいしい」、「炭水化物とビタミンとたんぱく質のバランスがいい」、「もともと野菜が苦手だが、今日の料理はおいしく食べることができた」などの声が上がりました。

試食を手渡す会員

おいしそうに食べる生徒たち

試食した混ぜご飯とオムレツ