北秋田市議会12月定例会最終日

一般会計補正予算など66件を審議、採決して閉会

（2017年12月19日）

12月定例会最終日（12月19日、議事堂）

議長不信任案の無記名投票の様子

平成29年北秋田市議会12月定例会の本会議が、12月19日（火）に議事堂で開かれ、各委員会に付託され審査を経た議案やこの日追加提案された人事同意案、発議案などを含めた66件を審議、採決し閉会しました。

会議の冒頭、吉田仁吉郎議員の動議より、松尾秀一議長の不信任決議案が提出され、吉田議員は「松尾議長は、任期途中から身体に異変が発生し定期的な医療を余儀なくされて、議会の職務の遂行に支障をきたしている。議長は議会を代表し、いかなる時も対外的に職務を行う必要がある。今まで松尾議長の良識を信じ、自らの身を処されることを望んでいたが、それに至っていない。議会として、この時点で一つのけじめとして、あえて不信任案を提出するものです」などと提案の理由を説明しました。決議案に対する質疑、討論のあと、無記名投票が行われ賛成４票、反対14票で決議案は否決されました。

このあと、総務文教、市民福祉、産業建設の各常任委員会に付託された議案について、各委員長から審査の経緯と結果を報告し、質疑、討論を行い、それぞれ簡易採決や起立採決により採決が行われました。

このうち、継審陳情第49号 「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情については、原案に反対の立場から「秋田県を含む37府県で森林環境税と同じ税がすでに導入されている。よって全国知事会は各県独自の森林環境税との関係を調整することを求める意見書を国に上げてきたが、その調整はされていない。税の二重課税が好ましくないことは、言うまでもないこと」などと反対討論がありました。また、原案に賛成の立場から「この税を創設することによって、われわれ地方だけではなく、都市住民にも地方がおかれている状況を認識してもらえるよい機会と考える。この地域の活性化に向けて、ぜひ必要な税だと思うし、その使い道について国に対して強く要望活動をしながら、地域の活性化に向けてさらなる取り組みしていくという観点から創設に向けて進めてもらいたい」などと賛成討論があり、起立採決の結果、賛成多数で採択されました。

なお、12月定例会に提出された議案、請願・陳情等の採決結果は次のとおりです。

同意された人事案は次のとおりです。（敬称略）