2017年12月28日
コンテンツ番号2099
コーチ留学の経験生かしたい
(2017年12月28日)
北海道日本ハムファイターズのゼネラルマネジャー特別補佐を務めた中嶋聡さんが、12月28日(木)に市役所を訪れ、津谷市長にチームのバッテリー兼作戦コーチに就任したことを報告しました。
中嶋さんは、北秋田市出身の48歳。1987年に鷹巣農林高校(現秋田北鷹高校)からドラフト3位で阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)に入団し、西武ライオンズ、横浜ベイスターズ(現DeNA)を渡り歩き、2004年から北海道日本ハムファイターズでプレーし、2015年に現役を引退しました。2016年からは、日本ハムのチーム統括本部ゼネラルマネジャー特別補佐に就任し、業務提携球団である米大リーグのサンディエゴ・バドレスに2年間コーチ留学し、今年10月には球団からバッテリー兼作戦コーチへの就任が発表されていました。
現役時代は、強肩の捕手として知られ、1989年にゴールデングラブ賞を獲得。1995年にはベストナインに選出され、最優秀バッテリー賞も受賞しています。日本ハムでは、2006年に25年ぶりのリーグ優勝と44年ぶり日本一に貢献し、2007年からバッテリーコーチを兼任しながら、2015年には実働29年のプロ野球タイ記録を樹立しました。
この日、市役所を訪れた中嶋さんは、米大リーグパドレスにコーチ留学した経験から「米大リーグでは、超一流の選手から若い選手まで幅広く見せてもらった。米大リーグのやり方が必ずしも日本に合うわけでもないと思うし、日本に合う米大リーグのよいところ、日本のよいところを取り入れていきたい。2年間で選手も入れ替わっているので、フラットな状態で選手を観察して、試合で使えるか判断したい」などと述べました。
津谷市長は「選手として29年も現役でやってきて、今度はコーチという新しい扉が開いた。今年は日ハムを注目して見たいと思う。米大リーグのコーチ留学で経験したことを生かして頑張ってもらいたい。来年の活躍を期待している」などと激励しました。
中嶋さんは1月3日まで実家で過ごし、2月1日からアメリカで始まる春季キャンプ向けて、1月28日に渡米する予定です。