2017年11月07日
コンテンツ番号2089
火災予防に対する理解を深める
(2017年11月7日)
秋の火災予防運動期間中の11月7日(火)に、北秋田市消防本部(中嶋誠消防長)では、北秋田市民病院管理栄養士の成田彩耶(さや)さんが一日消防署長に委嘱され、火災防ぎょ訓練の視察などを通して火災予防に対する理解を深めました。
秋の火災予防運動は、火災の発生しやすい時季を迎え、火災予防意識の普及を図ることで、火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐことを目的として、11月5日(日)から11日(土)まで実施されています。
全国統一防火標語は「火の用心 ことばを形に 習慣に」。運動の重点目標に(1)住宅防火対策の推進(2)乾燥時や強風時の火災発生防止対策の推進(3)放火火災防止対策の推進(4)特定防火対象物での防火安全対策の徹底(5)製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進(6)多数の者が集合する催しに対する火災予防指導の徹底を掲げています。
一日消防署長は、市民の消防全般に対する理解と認識を深め、防災意識の高揚を図ることを目的に北秋田市消防本部が平成21年度から実施しているもので、今回で9回目。
委嘱状交付式では、中嶋消防長が成田さんに委嘱状を手渡し、「管理栄養士として、院内の給食の栄養管理業務と栄養指導業務を行っている。患者ごとの疾病別にこれらのことを行っているということで、大変緻密な業務。成田さんには私どもの取り組みを通して業務を理解してもらい、市民の皆さんに火災予防を呼び掛けていただきたい。本日、体験して感じたことがあったら、今後、家庭や地域、職場で生かしてもらいたい」とあいさつ。
成田さんは「今日は貴重な体験をさせていただくということで、ありがとうございます。普段働いている時はなかなか学ぶことができない皆さんの仕事を、少しでも勉強させてもらいたい」と述べました。
このあと、成田さんは、庁舎前で消防職員の服装などの点検を行う通常点検、消防業務概要説明、庁舎内巡視、消防職員による火災防ぎょ訓練視察など、一日消防署長の任務を務めました。