2017年11月22日
コンテンツ番号2086
中国人留学生と再会し絆深める
(2017年11月22日)
旧秋田県立営農大学校の留学生で組織する秋田県立営農大学校留学生同窓会の総会が、11月20日(月)に中国上海市で行われ、津谷市長が出席して留学生と再会し絆を深めるとともに、日中友好のさらなる発展を誓い合いしました。
営農大学校の中国人技術研修は、昭和57年から平成3年まで10年間続き、中国全土から選抜された100人が営農大や農家で農業技術を学ぶとともに、地域住民と交流を深めました。
津谷市長の総会への出席は、平成22年の大連(遼寧省)大会に続き2回目で、今年が留学生の受け入れ開始から35年の節目を迎えることから、北秋田で学び成長した留学生と再会を果たすとともに、今後の交流のあり方などの意見交換を行うため訪中しました。
この日の総会には、同窓会から14人、合川日中友好協会から6人、北秋田市から津谷市長ほか4人が出席。総会では、劉黎明(りゅう れいめい)会長代理が「2010年の大連大会は、皆さんの努力により、盛会裏に終えることができた。心から感謝の意を申し上げる。本日の総会には、北秋田市の方々に来ていただいたほか、地元の上海、蘇州、深圳、遠くは吉林省など中国全土から仲間が集まってくれた。有意義かつ実りの多い大会にしたい」などとあいさつ。
続いて、津谷市長は「皆さんとは、7年前の大連大会以来の再会となり、こうして元気な皆さんと会うことができて、とてもうれしく思う。皆さんは旧営農大学校において、1982年から1991年までの10年間、留学生として合川地区の民家にホームステイしながら農業技術を学ぶと同時に日本の生活実習を経験しながら、地域住民とたくさんの交流をして絆を深められた。現在、北秋田で学んだ留学生の皆さんが、農業分野をはじめさまざまな分野で、中国全土のみならず世界各地で活躍されていることは、中国の誇りであると同時にわが北秋田市の誇りでもあり、心から敬意を表します」などと祝辞を述べました。
このあと、同窓生の近況報告が行われたほか、市商工観光課の職員が、世界に誇る日本三大樹氷観賞地である森吉山の雄大な景色や、世界一の大きさでギネス登録されている綴子大太鼓、四季折々の豊かな日本の原風景を楽しみながら乗車できる秋田内陸線などを画像で紹介しながらPRを図りながら親睦を深め、日中友好のさらなる発展を誓い合いました。
翌21日には、平成26年1月に北秋田市青少年国際交流研修団(団長:虻川副市長)が訪問した江蘇省リツ陽市政府へ表敬訪問し、津谷市長が「温泉や自然溢れる環境など、両市には多くの共通部分があることから、交流をさらに深めていきたい」などとあいさつ。これに対し、中国人民政治協商会議江蘇省リツ陽市委員会の狄立新(てき りっしん)主席は「リツ陽市は長寿の里であり、介護に関する施設が充実している。北秋田市内の施設もすばらしいと伺っており、一緒に発展できると思っている。今後とも両市の友好関係がより一層深まることを期待している」などと応じました。
このほか、リツ陽市と上海市の旅行会社に対し、観光PRなどのトップセールスを展開しました。