2017年11月26日
コンテンツ番号2074
ボランティアを通して感じた意見を発表
(2017年11月26日)
伊勢堂岱遺跡ジュニアシンポジウムが、11月26日(日)に市民ふれあいプラザで行われ、ジュニアボランティアガイドが今年の活動の経過や意見発表を行い、ボランティアを通して感じたことや意見を発表しました。
伊勢堂岱遺跡ジュニアボランティアガイドは、ふるさとが誇る伊勢堂岱遺跡への興味関心を高め、体験的実践を通して遺跡への愛着心を醸成するとともに、世界遺産登録推進の一助となることを目的として、平成27年に鷹巣地方史研究会と市教育委員会の共催で設立されました。今年度は、小学生3年生から高校2年生までの43人が登録し、遺跡の現地ガイドをはじめ、伊勢堂岱縄文館での案内も行っています。
この日のシンポジウムでは、はじめに鷹巣地方史研究会の中嶋俊彦会長が「今年はお客様に遺跡をガイドをするほかに、宮城県でおこなわれた子どもシンポジウムへの参加や自主的な広報活動など、子どもたちの活動の幅が広がった一年だった。子どもたちには自信を持たせて、学校ではできない体験をしていきたいと思っている。保護者の皆さまには、これからも温かいご支援をお願いする」などとあいさつ。
続いて、ジュニアボランティアガイドを代表して中嶋杏莉さん(鷹巣南中3年)が「今年度夏休み中のガイドは、伊勢堂岱縄文館のみとなってしまいましたが、伊勢堂岱遺跡の魅力を少しでも知ってもらおうと一生懸命ガイドしました。今日は、私たちが取り組んできたガイド体験や伊勢堂岱遺跡に寄せる想いを発表しますので、最後までお聞きください」などとあいさつをしました。
このあと、近藤花穂さん(鷹巣南小6年)と畠山透弥さん(鷹巣小5年)が、鮭の稚魚を放流したカムバック縄文サーモン事業や4月下旬から5月上旬の大型連休と8月の夏休みにおこなったガイド活動など、今年度の活動内容を報告しました。
続いて、櫻田凪砂さん(合川小4年)と佐藤凜さん(綴子小5年)が、ガイドをおこなったお客様に協力していただいた自由記載のアンケート調査の集約結果を発表し「ガイドの笑顔が明るく好感が持てた」「小学生でこれほどガイドできるのはすごい」などと褒めていただく結果が多いことを報告しました。
さらに、鷹巣地方史研究会の中嶋俊彦さんと北秋田市教育委員会の榎本剛治主査をコメンテーターに、ガイド6人が意見発表を行い、このうち、原田夏南さん(合川小4年)は「遺跡のことや縄文人の暮らしなどについて勉強し、縄文人はアクセサリーを身に付けたり、土器を使って調理したりと、縄文人の衣食住への工夫に驚きました。今の生活と同じところもあり、遠い昔に生活の知恵を持っていた縄文人はすごいと思いました。ガイドを通して学んだことは、お客様との接し方です。お客様に合わせてガイドしたり、足の悪い方や高齢者に合わせて歩く速さを変えるなど工夫することができました。伊勢堂岱遺跡の素晴らしさを県内外の方や外国の方に発信していくとともに、遺跡を守り次の世代に伝えていくために、私はこれからもガイドを続けたいと思います」などとガイドに参加して感じたことや思ったことを発表しました。
最後に「子どもシンポジウム」(北海道伊達市)に秋田県代表として参加した梶原楓華さん(綴子小6年)と、「私の主張2017県北大会」(大館市)で発表した中嶋杏莉さん(鷹巣南中学校3年)が特別発表を行い、伊勢堂岱遺跡への想いを語りました。
伊勢堂岱遺跡ジュニアシンポジウム
進行
米山奈那(綴子小6年)/機器操作井上樹紀(鷹巣南中2年)
本年度の活動報告
- 活動の経過近藤花穂(鷹巣南小6年)/畠山透弥(鷹巣小5年)
- アンケートの集計結果から櫻田凪砂(合川小4年)/佐藤凜(綴子小5年)
意見発表
- 「ガイドの活動に参加して思ったこと」原田夏南(合川小4年)
- 「ぼくと伊勢堂岱遺跡」木村優斗(鷹巣東小5年)
- 「伊勢堂岱遺跡を広めるために」守谷香穂(綴子小6年)
- 「先輩達を見習って」増田まりん(鷹巣小6年)
- 「ガイドの活動から学んだこと」佐藤華恋(鷹巣中1年)
- 「私のガイド体験」加藤璃々(大館国際情報学院中2年)
特別発表
- 梶原楓華(綴子小6年)
- 中嶋杏莉(鷹巣南中3年)