2017年10月21日
コンテンツ番号2047
未来のために 引き継ぐ産業 生まれる感動
(2017年10月21日)
第11回北秋田市産業祭が、10月21日(土)・22日(日)の2日間、鷹巣体育館を会場に行われ、農・工・商全般にわたる展示品の観覧や特産品を買い求める多くの市民でにぎわいました。
産業祭は、市全体の地場産業の振興や地域経済の活性化を図るため、市や商工会、JAなどで作る実行委員会の主催で行われているもので、11回目を迎えた今年のテーマは「未来のために 引き継ぐ産業 生まれる感動」。今回は、新たな企画として秋田県との共同企画による「小・中学生向けの企業博覧会」を開催したほか、会場では地域産業を中心に66事業所による展示や販売が行われました。
1日目の午前10時、多くの人が集まる中、体育館ステージで開会セレモニーが行われ、開会にあたり津谷市長は「農林業、商業、工業、それぞれ長い間の伝統技術、素晴らしい生産物を広く地域の方々に知ってもらおうと始まった産業祭。今年は特に、秋田県と共催で小・中学生の皆さん向けに企業博覧会も企画している。自分たちが住む北秋田市や、もの作りに対する関心を高めてもらいたい」などとあいさつ。このあと、代表者によるテープカットで産業祭の開催を祝いました。
開会セレモニーのあと、体育館ステージでは農産物品評会表彰が行われ、今年の品評会に出品された農産物283点の中から、市長賞(2点)をはじめ、JA鷹巣町組合長賞(4点)、JAあきた北央組合長賞(4点)、秋田県たばこ耕作組合長賞(1点)の1等賞に11点、2等に20点、3等賞に24点の農産物が選ばれ、この日は1等賞を受賞された方々に、津谷市長や各団体の代表者から賞状と記念品が手渡されました。
館内では、農産物の展示、事業者による企業製品の展示や販売、秋田北鷹高等学校の学校活動の紹介、秋田内陸線のPR、鷹巣・北秋田建設技能組合による実演、市内の保育園・幼稚園の園児による絵画展などが行われました。また、新たな企画として、秋田県との共同企画で「小・中学生向けの企業博覧会」が開催されました。企業博覧会は、小・中学生に対して、市内の様々な業種の仕事の内容を紹介するもので、若い世代から地元の企業や職業の内容を知ってもらい、地元にも素晴らしい仕事があるという誇りをもってもらうことで、将来的に地元への就職につなげたいとの目的で実施されました。
屋外では、建設機械や農業機械などの展示のほか、秋田犬とのふれあい体験コーナー、初めての出展となる熊対策用の電気柵や害獣用の檻を扱う業者の展示も行われました。また、人気の「北秋田市グルメコーナー」では、JA女性部による食堂をはじめ「比内地鶏の鉄板焼き」や福井県大野市で行われた話題のホルモン料理日本一決定戦に出展した「ホルモン鉄板焼き」など、市内の美味しいグルメを集めたテント村が設置され、来場者は地元の味に舌鼓を打っていました。
また、ステージでは、三代目秋田県住みます芸人・桂三河さんの特別寄席、ゆでた枝豆を使い、3分間でどれだけさやから豆を取り出せるかを競った初開催の「枝豆さや出し選手権」のほか、毎年恒例となった「坊沢の豆腐早食い競争」や「山の芋とろろ飯二人羽織り早食い大会」なども行われ、来場者は多彩な催しを楽しみました。
賞名 | 部門 | 品目 | 氏名 | 住所 |
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北秋田市長賞 | 第4部野菜 | 山の芋(丹波) | 亀山春樹 | 田沢 |
第8部林産品 | 菌床しいたけ(北研705) | 佐藤哲也 | 鶴田 | |
JA鷹巣町組合長賞 | 第4部野菜 | にんにく(白玉王) | 農事組合法人ぬかさわ | 糠沢 |
第4部野菜 | カボチャ(恋するマロン) | 佐藤利子 | 与助岱 | |
第4部野菜 | 長ねぎ(夏扇パワー) | 松岡愛子 | 摩当 | |
第4部野菜 | ベイナス(くろわし) | 津谷時夫 | 坊沢 | |
JAあきた北央組合長賞 | 第3部果樹 | リンゴ(紅あかり) | 齋藤理喜郎 | 下杉 |
第4部野菜 | ししとう(つばきグリーン) | 成田一直 | 東根田 | |
第4部野菜 | キュウリ(ほっきこう121) | 金勝彦 | 本城 | |
第5部花き | スプレー菊(マティス) | 根田輝男 | 長野 | |
秋田県たばこ耕作組合長賞 | 第2部畑作物 | 葉たばこ(たいへい) | 豊村清 | 美栄 |