2017年09月06日
コンテンツ番号2044
もしものときの救急活動を普及啓発
(2017年9月6日)
救急医療週間啓発活動(9月6日、市内)
「救急医療週間(9月3日~9日)」に合わせ、9月6日(水)に北秋田市消防本部(中嶋誠消防長)では一日救急隊長の委嘱や啓発活動、事業所表彰などを行い、救急活動の普及啓発を図りました。
国民の救急業務および救急医療に対する理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的として、毎年9月9日を「救急の日」、この日を含む1週間を「救急医療週間」とし、全国各地で応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されています。
この日、消防本部では一日救急隊長として、秋田県民生協会愛生園で生活支援員を務める高橋真由美さん(川井)に、中嶋消防長から委嘱状が交付されました。
委嘱にあたり中嶋消防長は「高橋さんには、この救急医療週間で実施した上級救命講習を受講してもらっている。本日の活動や署員との質疑応答などで業務の内容を理解してもらいながら、救急業務に対する正しい認識を深めてほしい」などとあいさつ。委嘱状を受けとった高橋さんは「一日救急隊長として、救急医療の内容や応急手当の方法などについて、市民の皆さんに広く知ってもらえるように活動したい」などと抱負を述べました。
このあと、高橋さんは消防署員とともに、市内ショッピングセンターで啓発用品の配付やAED(自動体外式除細動器)の操作方法を学ぶコーナーを設置するなどして、救急医療の大切さや応急手当の習得を市民に呼びかけました。
また、秋田県立秋田北鷹高校(菅原勉校長)では、救命手当法啓発推進事業所表彰の伝達式が行われました。同校は、平成23年の開校当初から毎年普通救命講習会を開催し、生徒を通して地域における普及啓発活動に努めているとともに、教職員の救急に対する意識も高く、他の模範となっているとして「救急手当法啓発推進事業所」に認定されました。
伝達式では、田中正消防次長が菅原校長に表彰状を手渡したあと「秋田北鷹高校には、長年にわたり救急手当法の普及啓発に協力していただき、心から感謝を申し上げる。消防本部で行っている救命講習会では、これまで1万4000人以上の方が受講している。これからも、一人でも多くの生徒や市民に、救急手当法を習得してもらえるようご協力をお願いしたい」などとあいさつ。菅原校長は「これからも普通救命講習会などを実施して、生徒たちが、もしものときに役立つように努めていきたい」などと応じました。
なお、消防本部では、このほかにも9月3日(日)に阿仁山村開発センターで「上級救命講習会」を開催して、救命手当法の普及啓発を図っています。
啓発用品を手渡し市民に呼びかけ