2017年02月25日
コンテンツ番号3557
読書のすばらしさを感じてもらえるように
平成28年度北秋田市読書感想文・読書感想画コンクールの表彰式が、2月25日(土)に北秋田市文化会館で行われ、特選・入選・佳作に輝いた方たちを表彰しました。
読書感想文コンクールは、読書を通じて豊かな人間性を育むことを目的に昭和40年度から旧鷹巣町で行われており、4町が合併してからも継続され今年度で52回目を数えます。今年度の読書感想文コンクールには小学校、中学校から143点の応募があり、特選4点、入選14点、佳作26点が入賞しました。
また、読書感想画コンクールも旧鷹巣町で平成9年から行われており、今年度で20回目を数えます。感想画コンクールには、幼稚園・保育園、小学校から525点もの応募があり、特選6点、入選18点、佳作29点が入賞しました。
表彰式では、はじめに市教育委員会の長崎幸雄・教育次長が「読書は心を豊かにし、将来の夢を育んでくれるもの。若い時から読書の習慣を身につけることは、皆さんにとっても大切な事であり、このコンクールを機に読書を楽しみながら文章や絵を書くことの喜びを味わい、読書のすばらしさを感じてもらえればと思っている。今後も子どもたちの感性を磨き、表現力を高め、豊かな想像力を育成していくため、地域、家庭、学校と連携して努力していくので、ご協力をお願いしたい」などとあいさつしました。
つづいて、感想文部門で審査委員長を務めた米内沢小学校の佐藤洋子校長、感想画部門の審査委員長を務めた合川中学校の嘉藤貴子教頭が、それぞれ講評を述べました。
感想文部門小学校については、良かった点として「感想文を書くのに適した本を選んでいる作品が増えたこと。子どもらしい素直な言葉で書いていたこと。字数不足の作品が減っていること」を挙げ、また、中学校については「本を通して家族や友人など身近な人との関わりを見つめ直し、これからの生活をより良くしようとする作品が多くみられた」などと講評し、最後に「考えを深めたり、見かたを変えてくれる本との出会いは、貴重な財産になる。これからも良い本と出会い、読書の喜びや楽しみを味わってもらいたい」と期待を寄せました。
感想画部門については、特選に選ばれた6作品をスクリーンに写し、それぞれの作品の特徴や評価された点などを紹介。最後に「子どもたち一人一人のすばらしい表現力と、その力を引きだしてくれた先生たちのおかげで、今年もすばらしい作品にたくさん出会うことができた」などと感想を述べました。
このあと、感想文コンクール小学校の部で特選に輝いた鷹巣小学校3年の戸澤慈雲さんと米内沢小学校6年の藤本奈月さんが、受賞作品を発表したほか、幼稚園・保育園及び小学校1・2年生を対象とした読書感想画、小学校3年生から中学生までを対象とした読書感想文の入賞者に、長崎教育次長から表彰状が手渡され、会場からは入賞者一人一人に大きな拍手が送られました。