2016年08月15日
コンテンツ番号5631
ゆく夏の夜に踊りの輪広がる
(2016年8月15日)
北秋田市観光物産協会(村井松悦会長)主催の第60回北秋田市民盆踊り大会が、8月15日(月)に市民ふれあいプラザで行われ、市民や帰省客が参加し、行く夏のひと時を楽しみました。
市民盆踊り大会は、郷土芸能「鷹巣盆踊り」が前身で、慶応年間(1865年~)、鷹巣村の商人らが商売繁盛と豊作を祈願して踊ったのが始まりで、商店主たちが仮装を凝らして奉公人に混じって踊ったのが好評を博し、その後は農村部からも大勢参加するようになったと言われています。最盛期は明治末期から大正の中ごろといわれ、昭和初期から戦後の20年代まで空白期間がありましたが、その後は商店会や婦人会が主体となって開催され、毎年多くの方が参加しています。
この日は、夕方から天候の悪化が予想されたことから、会場を市民ふれあいプラザの多目的ホールに変更して開催されました。
開会セレモニーでは、市観光物産協会の米澤吉満副会長が「皆さんのおかげで60回目の盆踊り大会を迎えることができた。あいにくの天気で市民ふれあいプラザに会場が変更になったが、たくさんの賞品を用意していますので、最後まで楽しんで踊ってください」などとあいさつ。
続いて、来賓の虻川広見副市長が「8月に入ってはじめての雨となってしまった。外で踊るのを楽しみにしていたが、この雨は銀座通り商店街近くに新たに完成した、市民ふれあいプラザ コムコムを大いに使いましょうということだと思っている。市民ふれあいプラザは、4月30日のオープン以来、今日で入場者が7万8000人を超えた、皆さんに利用していただいたおかげで、当初の目標5万人を10万人に上方修正ができた、もっともっと利用してもらいたい。今日は、たくさんの賞品も用意されているようですので、楽しんで踊ってもらいたい」などと祝辞を述べました。
開会セレモニーのあと始まった第1部は、子どもたちによる盆踊り。子どもたちは、一緒に参加した保護者から踊りを教えてもらいながら楽しそうに踊っていました。
このあと、第2部のフリー参加の盆踊りがスタート。参加者は、市内の団体や企業ごとに揃いのはんてんを身に付けて踊り、第1部で踊っていた子どもたちや帰省客も踊りの輪に加わり、二重に大きな輪をつくりながら盆踊りを楽しんでいました。
最後には、市内の各商店から提供された盛りだくさんの賞品が当たる、恒例の抽選会が行われ、当選番号が読み上げられるたびに参加者は一喜一憂していました。