2016年02月04日
コンテンツ番号1541
より迅速な消防活動に期待
(2016年2月4日)
災害対応特殊水槽付消防ポンプ自動車が、2月4日(木)に北秋田市消防署に納入され、署員が操作方法などを確認しました。
この度の納入は、北秋田市消防署が所有するポンプ車6台のうち、平成8年に納入され19年経過した車両があり、劣化により修繕も困難となったことから新たに購入したもの。
5.5トン級の車台をベースにA-2級ポンプ ※を搭載し、2000リットルの水槽、ホースを運ぶためのホースカー、鉄やコンクリートも切断できるエンジンカッター、三連はしご等が積載されているほか、資機材収納箇所はすべてバー式シャッターとなっており、より収納スペースが確保され、開閉時もシャッター幅に取り付けられたバーのどこを握っても開閉ができることからスムーズな作業が可能になっています。また、車内の後部座席は天井までの高さが約1.8メートルもあることから人が立ち上がることもでき、火災現場への移動中に車内で空気呼吸器を装着をできるなど、消防活動の迅速化が期待されます。
車両の購入金額は5832万円。このうちの一部は、総務省消防庁の緊急消防設備整備費補助金を充てており、平成28年度から緊急消防援助隊の登録を予定しています。
この日は、署員20人ほどが参加して、メーカーから車両や資機材の操作方法などについて説明を受けたあと、高橋進消防長をはじめ署員が消防署の神棚に拝礼をして安全を祈願し、最後に高橋消防長は「更新されたばかりだが、操作方法を熟知しないと迅速な活動ができないので、出動に備え早急に訓練を積んでほしい。運転については、これまでと変わりはないと思うが、冬期間なのでこれまで以上に注意し、事故が無いようお願いする」などと注意を喚起をしました。
※A-2級ポンプ・・・「動力消防ポンプの技術上の規格を定める省令」によって定められた規格の一つ。消防ポンプの放水性能や吸水口のサイズなどのポンプ性能によって分類されます。