2015年09月11日
コンテンツ番号6964
いつまでの元気で若々しく
平成27年度合川地区の敬老式が、9月11日(金)に合川体育館で開かれ、約340人が参加して長寿を祝いました。
今年の敬老式対象者は市全体で8,293人(男2,903人、女5,390人)で、そのうち合川地区の対象者は1,455人(男509人、女946人)です。また、合川地区で、白寿を迎えられた方は2人、米寿は57人、また、75歳を迎えられ敬老者の仲間入りをした方は83人です。
式典では、はじめに津谷市長が「戦争の惨禍、戦後の復興期を苦難と悲しみを忍耐で乗り越え、勇気と強い意志を持ってそれぞれの道を切り開き、今の豊かな日本の礎を築いてくださいました皆さんに、心からの敬意と感謝を申し上げます。北秋田市には森吉山の豊かな自然や、まと火、北秋田バター餅など、地域の方々によって大切に受け継がれてきた全国に誇れるたくさんの宝物があります。皆さんが大切にしてきた宝を、光り輝かせることで、北秋田を大いに活性化したいと考えていますので、皆さんの豊富な知識と経験により、地域社会を支える担い手として、一層のお力添えをお願いします」などとあいさつしました。
続いて、新敬老代表の近藤セイ子さん(桃栄)と米寿代表の米倉葉子さん(上杉)にそれぞれ祝品が贈られました。
また、合川小学校5年の清水香潤(こうじゅん)さんが「いつも元気なおじいさん、おばあさんでいてください」と題して作文を発表。「僕のすんでいる鎌沢の入り口には、地域のおじいさんやおばあさんが花壇を作っています。春はチューリップ、今はベコニアが咲いています。鎌の沢の花がきれいなのは、植えたおじいさん、おばあさんの気持ちが表れているからです。鎌の沢の花は、いつもぼくたちを見守ってくれています。」などと、おじいさん、おばあさんに感謝の気持ちを述べました。
この後、来賓を代表して佐藤光子市議会議員、近藤健一郎県議会議員、北林県議会議員がお祝いの言葉を述べ、最後に新敬老者を代表して畠山チヤさん(木戸石)が、「激動の中にも素敵な人生を重ね、本日の敬老式を迎えることができたのは、地域の方々のご支援、大好きな友達や家族の大きな支えがあってからこそで、万感こめてありがとうございましたと感謝申し上げます。戦後70年の年、私にも戦争に対する思いがあり、平和の尊さを伝えるべき取り組みが必要なこと、数えきれない悲しみを乗り越えて現在の日本があることを可能な限り伝える責任を感じています。残りの人生は、常に挑戦し、意欲を燃やし続けるお年寄りでいたい、そして命のありがたさかみしめて生きていきたい」などと、お礼のあいさつを述べました。
式典終了後の祝宴は、老人クラブ連合会合川支部の田口悦郎さんの乾杯の音頭で始まり、参加者は、お互いの近況を語り合ったり、ステージで繰り広げられる合川保育園児の踊りや、秋田県赤十字芸能奉仕団による歌と踊りを観賞したりしながら楽しい時間を過ごしていました