2014年08月07日
コンテンツ番号7373
生れたての命とふれあい、将来へ向けて意識を高める
市医療健康課が実施する「思春期ふれあい体験」が8月7日(木)、鷹巣保健センターで行なわれ、阿仁中学校3年生の生徒が10か月になる赤ちゃんとお母さんとふれあいました。
この事業は、赤ちゃんとお母さんとふれあうことにより、母性、父性意識を高めるとともに命の大切さを学ぶことを目的に行われたもので、7月29日には鷹巣南中学校3年生の生徒も参加しました。
はじめに、医療健康課健康推進係の吉田幸子主幹が「赤ちゃんと接するときに自分たちが将来父親になったら、母親になったらという姿をイメージして欲しい。また、お母さんが赤ちゃんと向き合っている姿をよく見て、自分たちが生れて10か月だった頃に、お母さんはこういう表情で接してくれていたんだということを思い出して欲しい」とあいさつを述べました。
つづいての事前教育ではマタニティ体験が行われ、中学生男子が乳房とお腹に重りの入った妊婦体験ジャケットを来て、妊婦さんが普段の生活を送ることがどれだけ大変なことかを体験しました。
このあと、赤ちゃんが1歳になるまでの発育・発達の様子を学習し、成長の具合によって異なる固さの離乳食のおかゆを食べてみたり、赤ちゃんの遊びを人形を使いながら赤ちゃんの抱き方を勉強しました。
午後からは、10か月児健診交流に訪れた赤ちゃんとお母さんとの交流がはじまりました。赤ちゃんを抱っこするのもはじめてと生徒もおり、最初は緊張しながら赤ちゃんと接していましたが、赤ちゃんの笑顔にだんだんと距離が近くなり、抱っこしたり、おもちゃで遊びました。また、お母さんからも中学生たちに「反抗期ってあった?」、「何して遊んでるの?」などと質問がされ、子どもの成長を見守る親の喜びや子育ての楽しさと苦労を知る一日になりました。