2012年12月03日
コンテンツ番号3726
山田町から被災地支援の職員が帰庁
(2012.12.3)
12月3日(月)、東日本大震災で被害を受けた岩手県山田町に、被災地支援のため派遣されていた大野拓哉主査が、派遣の期間を無事終了して帰庁。大野主査の前に派遣された小坂健正副主幹と共に、津谷市長に被災地支援の業務について報告しました。
この職員派遣は、平成24年6月1日から11月30日までの6か月間、震災により被害を受けた岩手県山田町で倒壊した家屋や土地の現況を確認しながら、固定資産税台帳の整備などの支援を行うため、2人の職員をそれぞれ3か月間ずつ入れ替わりで派遣しており、6月1日から8月31日までは小坂副主幹が、9月1日から11月30日までの3カ月間は、大野主査が派遣されました。
これまでも、市では平成23年3月31日から同年4月30日まで2人ずつ10班編制で20人を避難所運営業務の支援のため職員を派遣するなどし、山田町への支援活動をしてきましたが、震災から1年以上経った現在も被災地では復旧・復興作業が続いています。
はじめに、大野主査が被災地支援の派遣3カ月間の業務を終え、無事に帰庁したことを報告。被災地の状況については「被災区域は居住は出来ない状態で、場所によっては海水が入り込んでくる所もあるが、そこ以外は徐々に店舗や住宅が建設されてきている」などと話しました。また、実際に被災地を見たり、地元の人と話した感想として、大野主査は「被災した場所を初めて見て、自然災害の怖さを感じた」などと、小坂副主幹は「毎年、防災訓練を全町で行っているが、訓練と実際の災害では全然違ったと話していた。訓練も色々な想定をして行わなければならないと思った」などと話しました。
報告を受け、津谷市長は「被災地では、まだまだ大変な状況が続いているなかで、2人には北秋田市の代表として頑張っていただいたことに感謝している。引き続き、山田町からは派遣をお願いをされているので、職員の誰かが行くことになった時には、その職員に助言をお願いしたい。復旧、復興には、まだまだ長い戦いが待っている、被災地はもちろん私たちも心して、出来る限りの支援を続けていかなければならないと思っている。この経験を活かして、これからもいろんな面で協力してほしい。本当にご苦労様でした」などと労いの言葉を掛けました。
なお、この派遣に対し、山田町からは「ご支援に対し心から感謝申し上げます。私たちは必ず復興します」と書かれた横断幕が、市に届けられました。