2007年10月01日
コンテンツ番号8999
成年女子で優勝、少年男女が共に準優勝に輝く
(2007.10.1)
森吉山特設縦走コースを会場に行われている国体・縦走競技の第2日目は1日、昨日の成年男子の競技の大熱戦の余韻が残る中、成年女子、少年男子・女子の決勝が行われました。
この日は、昨日に引き続き、秋の澄み切った青空に心地よい秋風が舞う願ってもない競技日和となりました。特に、昨日にクライミング競技を終えてこの縦走競技の展開次第に勝敗の行方が気になる選手・監督及び家族関係者らが応援に駆けつけて、スタート地点や旧森吉スキー場滑走面の中腹あたりまでにわたって、応援隊の列ができていました。
午前10時30分、昨日に引き続き、スタート地点に勢揃いした総勢92名(成年女子:15チーム×2名、少年男子:16チーム×2名、少年女子15チーム×2名)が一斉に駆け出しだしました。
3種目が一緒のスタート故、大会役員も一般の応援の人々も3色に分けられたゼッケンと 選手個別に振り分けられた番号で区別をしなくてはなりません。コース途中に設置されている通過確認でも、場所によっては一団で駆けつける選手の力走を前に、その選別と通過の最終報告に一時の緩みも許されない緊迫のものとなりました。
選手が一斉にスタートして懸命の力走が続く中、ポイントNo.15を過ぎた地点(海抜1,040m地点)は、ゴールを目指すところの最大の難関箇所。コース脇に陣取った各県選手団関係者等の大きな応援の声が飛び交っていました。
顔面の汗も拭う事無く、自分の体力と気力の限りに一歩そして一歩と足を運ばせ、標高1,200メートルのゴールのテープを切った92名の選手たち・・・。何よりも得がたい自分との過酷な戦いを制した満足感が青空一杯に漂っていました。
地元・北秋田市の開催に昨日に引き続き大きな花を咲かせてくれたは次の選手の皆さんです。森吉山を会場の国体最後となった記念すべき「縦走競技」に名誉ある戦績を残してくれました。
【成年女子・優勝】
・加賀谷絵里選手(県体協) ・吉田麻衣子選手(県体協)
【少年男子・準優勝】
・石田健祐選手(秋田工高)・進藤将(同)
【少年女子・準優勝】
・吉田里美選手(鷹巣高校)・畠山菜都美選手(同)
成年女子の部で見事優勝に輝いた加賀谷・吉田選手の喜びの声です。 「これまで2人を励まし支えてくれた監督、スタッフ及び家族があって、今日の喜びがあります。いままでもお互いに困難を克服してきましたので、これからも、この競技を十二分に楽しめるよう努力と協力を積み重ねていければ幸いと思っています。一生懸命頑張ります」
一方、森吉総合スポーツ公園の特設競技場で行われたクライミング競技の成年男子の部予選には、前日の縦走競技を制した秋田県チームの藤田慎吾選手(県立秋田工業高校教員)が宮田仁選手(オリンパス秋田支店)と組んで出場しましたが出場47チーム中43位と、残念ながら決勝に進むことはできませんでした。
山岳競技の最終日は、クライミング競技決勝が市森吉スポーツ公園で行われ、山岳競技の総合成績として発表されることとなっています。