2007年10月02日
コンテンツ番号9002
国体山岳競技(縦走・クライミング競技)、3日間の熱戦を終え閉幕
去る9月30日から森吉山特設コースと森吉スポーツ公園で行われていた山岳競技(縦走・クライミング競技)は2日夜、森吉総合スポーツセンターで総合成績表彰式を行い、3日間にわたって繰り広げられた熱戦に幕を閉じました。
この日、クライミング競技の成年男女・少年男女の4種目の決勝を終えて、全ての種目を予定どおりに終了しました。
総合成績表彰式の会場となった森吉総合スポーツセンターには、各県選手・監督と大会役員関係者約300人が出席しました。
はじめに三森一男審判長(日本山岳協会)が「大会直前の当地を襲った大水害にもめげず、地元関係者の尽力によって、大成功を納めることができた。国体最後となった縦走競技も各県選手の懸命の頑張りで有終の美を飾れたし、クライミング競技も国内トップクラスの選手の参加でレベルの高い大会となった」と3日間の競技の講評を述べました。
次に山岳競技全体としての総合成績が発表され、秋田県チームは天皇杯(男女総合成績)で宮城県とともに第1位に、皇后杯(女子総合成績)でも同じく宮城県と同点で第3位となって、晴れの表彰台での表彰となって会場から大きな拍手の祝福を受けていました。
表彰状授与の後、あいさつに立った田中文男競技会会長(日本山岳協会会長)は「豪雨の大災害に心が病んだが、地元・北秋田市の関係者の皆さんの心温まる力添えで無事に滞りなく終了する事が出来たことが何よりもうれしい」と感謝の意を述べながら、「好天と地元住民のまごころを味方に選手も大会役員も大変な頑張りを見せた」と、関係者の労をねぎらいました。
続いて岸部市長もあいさつの中で「大水害の影響が心配されたが、選手と大会役員の皆さんの懸命の頑張りで素晴らしい大会となって感激している。会場となった自然の宝庫・森吉山は市の宝。これを機にいつの日か必ずや訪れて欲しい」と話しました。
表彰式の終了間際に、競技期間中にこのたびの豪雨災害への義援金を募ったという田中文男日本山岳協会会長と高橋守秋田県山岳連盟会長から、募金額26万5863円が岸部市長に手渡されました。会場からの大きな拍手を受けながら岸部市長は「皆様のお情けに感謝する。一日も早い復興のために全力を尽くす」とお礼を申し述べました。
来年の国体の開催県は大分県。ステージ上で日本山岳協会旗が秋田県山岳連盟会長から大分県山岳協会会長へ引継がれ、秋田わか杉国体の山岳競技の幕が閉じられました。
式典終了後、各県チームはそれぞれに監督や選手らが表彰状を手に記念写真に収まっていましたが、地元秋田県チームもステージ上に陣取って記念撮影をしたり、会場出口付近でバンザイの輪をつくるなど大健闘の喜びに浸っていました。
天皇杯 | 皇后杯 | ||
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順位 | 都道府県名 | 順位 | 都道府県名 |
1 | 宮城 | 1 | 山口 |
1 | 秋田 | 1 | 長崎 |
3 | 長崎 | 3 | 宮城 |
4 | 鳥取 | 3 | 秋田 |
5 | 山口 | 5 | 静岡 |
6 | 千葉 | 6 | 千葉 |
6 | 静岡 | 6 | 鳥取 |
8 | 神奈川 | 6 | 熊本 |