2011年02月15日
コンテンツ番号3776
副市長に虻川広見氏を選任
北秋田市議会第2回臨時会が2月15日(火)、市議事堂で開かれ、副市長の選任や一般会計補正予算のなどの議案5件が審議されました。
議会の冒頭に、津谷市長が市税及び国民健康保険税の滞納時効前に誤って不納欠損処理をしていた件について報告し、「平成17年度から21年度の5年間に納税誓約書の提出や一部納付があったにもかかわらず時効の中断がなされず誤って不納欠損処理をしていたものが350人分、金額にして1,416万8,335円でした。誤った処理の原因として合併以前からの滞納事案の確認が不十分であったことや、4月5月の出納整理期間中に収納されたものが反映されなかったことなどが上げられます。いずれにしてもあってはならない事務的ミス。税の公平さを欠く事態をまねき、お詫び申し上げますとともに今後職員には改めて業務手順の再確認と注意を喚起し、再発防止に努めてまいりたい」などと陳謝しました。
また三澤教育長が、2月9日、合川西小学校において授業中に児童3名が重傷を負った事故について報告。「事故に遇われた児童その保護者、ご家族の方々に対して改めてお詫びを申し上げます。今後二度とこのような事故が起こらないように、要因を究明し、安全管理や危機管理指示の徹底を図って行くとともに事故に遇われた児童に対する学習や生活上の配慮や心のケアを図っており、保護者に対しても誠意をもって対応していきたい」などと陳謝しました。
審議に入り、議案第5号「北秋田市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、副市長の定数を2名とすることに伴い、新たに選任する副市長についてもその給与を暫定的に減額する措置を摘要するもので、採決は起立採決により行われ、賛成多数で可決されました。
議案第6号「北秋田市病院事業の設置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、4月1日から市民病院に療養病床を開設することから、病床数のうち一般病床を224床、療養病床を48床にするもの。 議員からは「48床のフルオープンの時期は。療養病床は3カ月.6ヶ月で退院させるのか」などと質問があり、当局からは「4、5月の診療体制を見ながら48床をめざしていく。退院ついては、医師の判断によって状況はかわってくる。すべて機械的ではない」などと説明。採決は起立採決により行われ、賛成多数で可決されました。
議案第7号の平成22年度北秋田市一般会計補正予算(第7号)は、国の緊急総合経済対策の「きめ細かな交付金」及び「住民生活に光を注ぐ交付金」を活用した事業などの追加による補正。補正総額は歳入歳出それぞれ3億6千6,151万3千円を追加し、平成22年度の予算総額は206億9,789万円となります。採決は簡易採決により全会一致で可決されました。
議案第8号の北秋田市病院事業会計補正予算(第2号)は、収益的収入及び支出の予定額をそれぞれ6,052万5千円を追加するもの。療養病棟の開設に伴う備品等の購入への補助金を追加するもので、起立採決の結果、賛成多数で可決されました。
また、議案第9号の工事請負契約の変更については、株式会社NTT東日本−秋田と契約していた北秋田市情報通信基盤整備工事の数量精算に伴い、地下管路の共同利用などによる減額で、変更後の契約額を4億8,681万450円にするもの。簡易採決により全会一致で原案どおり可決されました。
人事案件は、虻川広見(あぶかわひろみ)氏(秋田市旭北錦町2番31号)を副市長に選任する同意案で、無記名投票による採決が行われ、賛成22票、反対3票で同意されました。
虻川氏は、大館市出身で昭和29年12月生まれの56歳。大館鳳鳴高校、早稲田大学政治経済学部を卒業され、昭和54年に株式会社秋田銀行に入行。平成12年.3月に山王支店長、平成14年7月からは鷹巣支店長を3年間務め、平成17年7月に花輪支店長、平成20年7月に監査部副部長を経て、平成22年3月に繰上定年退職。現在、丸果秋田県青果株式会社総務部統括部長を務めています。
(2011.2.15)