■圏域構造
(1)通勤・通学流動
平成12年国勢調査で本圏域の通勤・通学流動の状況をみると、通勤流動では居住地で働く人が70〜80%程度と多く、また、鷹巣町から大館市などの流動はあるものの、全体とてし圏域外への通勤が少ないという特徴がみられます。圏域内での流動をみると、合川町・森吉町から鷹巣町、阿仁町から森吉町といった動きが多くなっています。
通学流動についても鷹巣町や森吉町、合川町を中心に圏域内での相互流動が多くなっていますが、大館市や能代市などの圏域外への流動も通勤に比べると多くなっています。
図表 通勤流動(平成12年国勢調査)

注:2.5%未満は非表示
図表 通学流動(平成12年国勢調査)

注:5.0%未満は非表示
(2)買い物流動
消費活動に伴う圏域内外の人の動きをみると、最寄り(注:1)品では鷹巣町で約60%、森吉町で約50%、合川町で約40%の人が居住地で買い物しています。
また、隣接する大館市へ買い物に行く人の比率も18.5〜30.1%と多くなっており、本圏域が大館市の商圏となっていることが分かります。
注:1 最寄り
「生鮮食料品」「その他の食料品」「日用雑貨品」「下着・肌着」の4品目
注:2 買廻り
「電気器具」「家具・インテリア」「薬・化粧品」「書籍・文具」「玩具」「洋品」「洋服」
「寝具」
「高級衣料」「くつ・はきもの」「時計・めがね・カメラ」「かばん・袋物」「贈答品」の13品目
図表 消費購買行動の状況 (資料:平成13年度秋田県消費購買動向調査報告書)


買廻り品についてはさらに大館市の比率が高くなっており、圏域住民の半数近くの人が大館市へ買い物に行っています。また、買廻り品では森吉町・阿仁町などの圏域南部を中心に秋田市方面へ買い物に行く人も多いほか、合川町や鷹巣町などの圏域北部では能代市への買い物もみられます。
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