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読書のあとで
 〜北秋田市読書感想文・読書感想画コンクール表彰式〜
読書感想文・読書感想画コンクールの入賞者を表彰(3月3日、市文化会館)

 平成23年度北秋田市読書感想文・読書感想画コンクールの表彰式が3月3日(土)、市文化会館で行われ、特選、入選、佳作の各受賞者が表彰を受けました。

 コンクールは、読書を通じ、豊かな人間性を育むことを目的として開催されているもので、今年度の読書感想文部門には小学校・中学校・高校・一般から146点の応募があり、特選8点、入選18点、佳作32点が選ばれました。

 また、読書感想画部門には幼稚園・保育園及び小学校1・2年生から472点の応募があり、特選6点、入選18点、佳作36点が選ばれました。

 表彰式では、はじめに三澤仁教育長が、「頭に栄養を与えるためには、勉強するとともに本を読んでいろんな知識を吸収することが大事です。自分の気持ちや考えを伝えるためには言葉をもって表現することが何よりも大切なこと。その思いを十分に伝えるためにはたくさんの言葉を持たなければならない。そのためにもたくさんの本を読んでたくさんの言葉を覚えることが将来厳しい社会を生きていく上でも大事なこと。どうかこれからもたくさんの本を読んで知識を増やしてください」などと主催を代表してあいさつ。

 この後、幼稚園・保育園及び小学校1・2年生を対象とした読書感想画、小学校3年生から高校・一般までを対象とした読書感想文のそれぞれの部門ごとに入賞者がステージに上がり、三澤教育長から表彰状を受け取りました。

 続いて、審査結果の講評が行われ、感想文部門では、藤嶋勇人審査員長が「応募した多くの皆さんは最初、作文を書くのに気が進まなかったと思いますが、今皆さんは読んでよかった、書いてよかったというのが実感だと思います。それは皆さんの心が読書感想文を書くことによって一層豊になり成長したことを表しています」と述べながら学年ごとに▽3年生にとって原稿用紙3枚は大変だと思いますが最後の行までしっかりと書き綴っていました(3年生)▽主人公の行動や心情が自分と比べられ素直な感想が多くみられた(4年生)▽選んだ本が物語だけでなく伝記や科学分野など様々でその本の中から感じ取った思いを素直に書き表していました(5年生)▽人生や社会など、本との出会を通して登場人物に自分を重ね合わせ自分自身を見つめ直した作品が多くあった(6年生)▽自分の経験と重ね合わせながら読み、これからの生活に活かしたいという内容の作品が多くみられ、本の主題を元に人生論まで発展させるレベルの高い内容もありました(中学生)などと講評しました。

 また感想画部門では、澤田眞理子審査員長が「本を読んで思ったことや感動したことをのびのびと画面いっぱいに書いているか、美しい色や形で楽しく書いたか、人のまねでなく自分らしく工夫していたかの3つを考えながら選びました」と特撰を受賞した作品を投影機で上映しながら紹介しました。このうち今回のコンクール作品集の表紙に載った「もりくいクジラ」を題材に描いた合川西小学校2年松岡譲さんの作品「クジラとのたたかい」には、「クジラの形の組み合わせ、全体の構図がとても工夫されています。色は落ち着いた中にも海の底の青がとても新鮮です。クジラとたたかっている真剣さも伝わってきます」と講評しました。  

 この後、感想文コンクール小学校の部特選の佐藤愛さん(合川東小3年)と木村まつりさん(米内沢小6年)の2人が受賞作品を朗読し、読書で得た感動をしっかりした声で会場の皆さんに伝えました。

 最後に、図書館ボランティア「たまてばこ」の皆さんが絵本朗読と大型紙芝居を披露しました。 

作品を朗読する佐藤愛さん 作品を朗読する木村まつりさん 「たまてばこ」による絵本朗読
特撰の岸野陽香さん(たかのす幼稚園)の作品 特撰の中牧恭也さん(鷹巣東保育園)の作品 特撰のまつおかあやとさん(鷹巣小学校)の作品

特撰の中嶋歩野香さん(鷹巣西小学校)の作品 特撰の松岡譲さん(合川西小学校)の作品 特撰の神成紗弥さん(浦田学校)の作品

   (2012.3.3)


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