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仲間と楽しみ支え合いながら生涯学習
 〜平成23年度森吉大学閉講式〜
 学生たちに修了証書や皆勤賞が贈られた森吉大学閉講式(森吉コミュティセンター)

 高齢者の生涯学習講座「森吉大学」(学長=渡辺美喜夫森吉公民館長、学生120人)の閉講式が3月5日(月)、森吉コミュニティセンターで開かれ、学生たちに修了証書や皆勤賞などが贈られました。

 市では、各地区で「高鷹大学」「合川ことぶき大学」「阿仁生き活き大学」などの名称で高齢者を対象とした通年の生涯学習講座が設けられ、多くの市民が趣味や世代間交流、研修旅行、健康講座などで学び活動しています。

 森吉大学は、「新たな生きがいに挑戦しよう」をテーマに市教育委員会が毎年実施しているもので、55歳以上の方を対象に、講演や移動研修など年6回の講座を開いています。同大学の講座に4回以上出席した学生には修了証書を授与し、更に全6回出席した学生には皆勤賞が贈られます。 

 閉講式では始めに、米内沢出身で作曲家の故成田為三氏が作曲した秋田県民歌を受講生全員で斉唱。続いて渡辺学長が「皆さんは、森吉大学の年6回の学習会や移動研修を通して、無理なく楽しく仲間と語り合い、励まし合いながら今日の閉講式を迎えたことでしょう。皆さんのこの1年のがんばりで、大学の出席率が75%を超え、年4回以上の出席者に贈る修了証書は80人以上が該当するようです。これも学び続ける姿勢を大事にした結果に他ならないと思っています。卒業の無い本大学は、生涯学習の一環であり、自分を高めるため、豊かな人生を送るために学ぶことですが、生涯学習の気持ちを持ち続ける皆さんと共に、本大学を発展させ、更に継続させていけるよう取り組んでいきたいと思っています。24年度も皆さんと学びあえることを願います」などとあいさつ。

 続いて、今年度の最後となる第6回目の講座として、北秋田市の消費生活相談員である辻永麻美氏が「消費者問題について」と題して講演。辻永氏は、訪問販売や点検商法、海外宝くじ代理購入、押し買い、劇場型勧誘など、悪質業者による消費者トラブルなどの事例をスライド使いながらわかりやすく説明し、「お金を払う前に必ず信頼できる人や消費生活相談窓口に相談してください」などと呼びかけ、学生たちは熱心に聞き入っていました。

 このあと、平成23年度の修了証と皆勤賞の授与が行われ、修了証書は春日鉄之さん(五味堀)、皆勤賞は松橋忠一郎さん(米内沢)が学生を代表して渡辺学長から受け取りました。今年度、修了証書を授与された学生は84人で、このうち21人は皆勤賞も受賞しました。

 皆勤賞を受賞した松橋さんは「私は大学が始まって以来通っていますが、今回初めて皆勤賞をいただきました。これも、皆さんと顔を合わせて色んな話をする機会をここに設けてくれた、大学そして仲間のおかげ。これからも足腰が動く限り、大学に通いたいと思います」などと学生を代表してあいさつ。最後は、記念撮影をして閉講式を閉じました。

 学生を代表して春日鉄之さんに渡辺学長から修了証書が授与されました  皆勤賞は、代表して松橋忠一郎さんに贈られました  学生を代表してあいさつする松橋忠一郎さん

(2012.3.5


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