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まち育てのすすめ
 〜市議会で中心市街地活性化講演会〜
まちづくりについて学んだ中心市街地活性化講演会(3月22日、市役所)

 中心市街地活性化講演会(主催:北秋田市議会)が3月22(木)、市役所で行われ、参加した市議会議員や市の関係者が中心市街地活性化に向けての取り組みを学びました。

 講演会は、市の懸案事項でもある中心市街地の活性化について学ぼうと市議会が企画。弘前大学教育学部副学部長で大学院地域社会研究科教授の北原啓司教授を講師に迎え、議員や市長、副市長をはじめ関係する職員らが参加しました。  

 開会のはじめに、佐藤吉次郎議長が「今日は北秋田市として7回目の誕生日。議会として初めての講演会となりますが、講師の北原先生からそれぞれの観点から本市の今後のまちづくりについて示唆に富んだご提言をいただけるものと期待します。市民のニーズに応えるよう、市の一層の発展のため、本日の講演会が今後当局と議会が真剣に考える契機となることを念願します」などとあいさつ。

 続いて津谷市長が「北秋田市の最重要課題の一つである中心市街地活性化について、議会の方々が講演会を開催していただき感謝します。行政もある程度スピード感をもって対応して行かなければならない。北原先生の話を参考にさせていただきながら議員のみなさんといっしょになっていい北秋田市を造るための一助にしていただければありがたい」などと主催者を代表してあいさつしました。

 講演では、北原教授が「中心市街地における新たなマネジメントの考え方−まち育てのススメー」として講演しました。北原教授ははじめに、コンパクトシティについて説明。りんごを例にしながら「コンパクトシティは、縮んで後退するのでなく、濃くなって元気に成長する、成熟すること。都市が元気になるには市民がその都市を満喫すること。市民は郊外に拡がった薄い生活だけでなく街なかの魅力を満喫する濃い生活も体験したい。皆さんは北秋田市の密を味わっていますか。甘い蜜がたまるようにまちを育てていますか」などと述べ、まち育てについてワークショップでの取り組みを紹介しました。そして、地域づくりには、まちをたべる人(市民)を育てる視点が必要であり、「空間」を「場所」に変えていく「まち育て人」の育成について説明し、参加した皆さんは北原さんの話を熱心に聴講しました。

主催者を代表して挨拶する佐藤議長 あいさつする津谷市長 講演する北原教授

     (2012.3.22)


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