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第15回北秋田市発明工夫展

アイデアあふれる作品が集まる

2019年9月7日

第15回北秋田市発明工夫展の表彰式が、9月7日に北秋田市交流センターで行われ、入賞した子どもたちに表彰状と賞品が贈呈されました。


第15回北秋田市発明工夫展(9月7日、北秋田市交流センター)


たくさんのアイデア作品に興味津々

 

 第15回北秋田市発明工夫展の表彰式が、9月7日(土)に北秋田市交流センターで行われ、入賞した子どもたちに表彰状が贈呈されました。

 発明工夫展は、科学や造形技術に対する関心を高め、創意と工夫の芽を育てるため、市内の児童を対象に夏休みに制作したアイデア作品、便利な作品を募集し開催しているもので、今回は市内の小学校9校から49点の応募があり、そのうち28点が入賞しました。

 表彰式では、佐藤教育長が「皆さんの作品をじっくり見させてもらった。どの作品も思いが感じられ、夏休み中にとてもよい学習をしたのだと感じた。アイデアを形にする体験はとてもすばらしいこと。失敗が少しずつ改善されていく経験を積み重ねることが将来大人になってから役に立ってくる。来年のアイデアにつながる友達の作品を見てほしい」などとあいさつしました。

 次に表彰が行われ、市長賞、議長賞、教育長賞、学校教育課長賞、審査委員長賞の5点、金賞の8点、銀賞の15点の入賞者に表彰状が手渡されました。

 このあと、佐々木馨審査委員長(阿仁合小学校校長)は、特別賞を受賞した5点の講評を紹介するとともに「あったらいいなを実現できるのが発明。もっとこうあってほしいという思いを大切にすれば、発明工夫が生まれる。そんな思いを大切にして、来年はもっと多くの作品が出品されることを願っている」などと述べました。

第15回北秋田市発明工夫展受賞者一覧ダウンロードPDFファイル(122KB)

特別賞受賞者の作品と講評は次のとおりです

特別賞 学校名・学年 氏名 作品名
市長賞 鷹巣南小学校5年 大川 凛(りん) ハチの巣とり
議長賞 鷹巣小学校5年 金野 駿生(しゅんき) 目薬メガネ
教育長賞 合川小学校3年 富樫 人道(ひとみち) アイス・スーツ
学校教育課長賞 鷹巣東小学校6年 津谷 珀翔(はくと) 粉チーズクラッシャー
査委員長賞 綴子小学校3年 清水 大和(やまと) 朝のじゅんびバッチリ たちねぷた

作品名:ハチの巣とり
作者:鷹巣南小学校5年 大川 凛 さん
講評:巣がすっぽりと入る容器、高い所でも柄を伸ばして届くようにできる伸び縮みする持ち手、簡単に素早く巣を取り除くことができるカーテンレールやネットを閉める動力のゴムなど、身の回りの様々な材料を組み合わせ、発想と工夫が随所に見られる力作です。ネットのすき間からハチが逃げない閉まり方を工夫できると、実用化も夢ではないと思います。

作品名:目薬メガネ
作者:鷹巣小学校5年 今野 駿生 さん
講評:水泳ゴーグルの中心に目薬の差し口が収まる穴を開けた単純な作りですが、これを使えば、目薬を差す失敗は無くなるでしょう。少ない材料でありながら、実用的であるところがいいで。目薬を差すことが苦手な人に寄り添った作品です。ゴーグルのゴムバンドを外したり、片方のパーツで両目に使えるようにしたりする工夫ができそうです。

作品名:アイス・スーツ
作者:合川小学校3年 冨樫 人道 さん
講評:保冷剤が太い血管の通り道に配置されて冷やすべき箇所を考えていることに加え、マジックテープで取り外し可能なので、いつも同じ位置で体全体を効率的に冷やすことができるアイデアがすばらしいです。予備の保冷剤があれば、長時間の使用も可能になります。暑い夏には、たいへん活躍しそうな作品です。

作品名:粉チーズクラッシャー
作者:鷹巣東小学校6年 津谷 珀翔 さん
講評:たしかに粉チーズが固まっていて、いくら振ってもかたまりのまま上下するだけで、なかなか出てこないことがあります。ペットボトルの口の部分をギザギザに加工することで、誰にでも簡単に取り付け可能なこの作品が、その悩みを見事に解決しています。粉チーズを販売している会社に、今すぐにでも取り付けてほしい完成度の高い作品です。

作品名:朝のじゅんびバッチリ たちねぷた
作者:綴子小学校3年 清水 大和 さん
講評:物の準備や片付けは、生活する上でとても大切です。それを上から順番に4つの引き出しを開けないと名札が出てこないという仕組みで、楽しく合理的にできるようにした点がすばらしいです。縦に長い作品の特徴を生かし、津軽のたちねぷたに見立て、綺麗に仕上げられていて、インテリアとしても楽しめるのもいいです。

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