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新年度にあたり事業、政策を説明
 〜市長定例記者会見〜
新年度にあったって市長が記者会見(4月2日、市役所)

 津谷市長の定例記者会見が4月2日(月)、市役所で開かれ、新年度にあたっての事業や政策の取り組みや震災がれきの受け入れ等について説明しました。

 会見で津谷市長は「任期を締めくくる年として、市長就任で掲げた政策の達成に向け邁進していきたい。就任当初から力を入れて取り組んできた行財政改革については、今年度は外部評価の導入し、事務・事業の見直しを行い更なる歳出削減に努めたい。また、医師確保、雇用の確保、少子化対策更には産業の活性化など、トップセールスで積極的に取り組んできた成果が現れてきているので、継続して取り組んでいくべきものは継続し、北秋田市が元気になれる施策に取り組んでいきたい」などと述べながら今年度の事業や政策について説明しました。

 「今年度は中心市街地活性化ビジョンの達成に向けた取り組みや中央病院跡地の利活用についての具体的な計画策定にも取り組んでいくほか、今年度開催される東北観光博やプレデステネーションキャンペーン、来年度はデステネーションキャンペーンの本番、それに合わせ全国どぶろく研究大会も当市で開催されます。また、平成26年度には国民文化祭が開催されるなど、市が活気づくような大きなイベントが続きますので、万全の態勢で臨むよう準備を進めたい。秋田大学の連携についても先般、秋田北鷹高校で大学の授業を行う高・大接続事業が実施されるなど、北秋田分校の活動も活気づいており、市が元気になるような仕掛け、話題づくりを積極的に行っていきたい」などと事業や政策について述べ、「その一方、職員には今まで以上、真剣に取り組んでもらう必要がある。3月議会でも国家公務員の給与引き下げに伴い市職員の給与についての質問もあり、公務員に対する市民はじめ国民の目が大変厳しくなっていますので、職員一人一人が私達も含め、そういったことを自覚し、市民に対して仕事でお返しするという気持ちで、常に緊張感をもちながら、職務に精励していただきたいということを訓示しました。今年度は職員に対しても更に厳しく要求しながら、精一杯取り組んでいきたい」などと任期しめくくりの年度にあたっての決意を述べました。

 続いて、震災がれきの問題については「これまで調査検討の上、3月中にも方向性を出したいとしていましたが、近隣市で納入されたものから高い放射線が検出されたり、ペレットの焼却灰から高い放射線量が測定されたりしたことなどを踏まえると、がれきの焼却から埋め立てまで一貫した処理を行うことが、その後の追跡調査を行う上でも最善ではないかと考えています。 被災地の状況を考えると、私としては受け入れたい気持ちでありますが、市民の安全を第一に判断しなければなりませんし、市民の皆様に安全性について説明する必要があります。 大仙市では、がれきの焼却試験が行われ、焼却灰からの放射性物質濃度は一般廃棄物を燃やして出る灰と変わらなかったという結果が報道されています。排ガスの測定結果も4月13日には判明するようですので、その結果を踏まえ大仙市に出向き、自分の目で確かめたうえで受け入れの可否について判断したい。 子どもたちの将来に影響を与えないよう、そして市民の皆様が安心して暮らせるよう、慎重に対応してと考えておりますので、もう少し時間をいただきたい」などと報告しました。

 また、4月21日開催のバター餅コンテストについては、北秋田市のB級グルメともいうべきバター餅の品評会が森吉山麓村興し会の主催によりクウィンス森吉で開催され、市も協賛することにいたしました。バター餅は、とれたて村をはじめ、様々なイベントで当市の特産品として販売し、好評を得てきたところであり、4月26日に放映される『秘密のケンミンショー』でも紹介されることとなり、市ではこれを機会に市の特産品として売り込んでいきたく考えていますので、たくさんの方々の参加をお願いしたいなどとPRしました。

 

【主な質疑応答】
▽がれきの問題について、大仙市へ出向くのはいつ頃になるのか。また、受入の判断はいつ頃になるのか。
 まだ、日程は決まっていない。受け入れも数値を見る限りは大丈夫だと思っているが、自分の目で確かめて判断したい。
▽がれきを受け入れのための施設調査の結果は。
 焼却施設は1日5トンの月20日の稼働で年間1200トンの受け入れが可能と見込んでいる。しかし、施設も老朽化してきているので、機能や安全性についてなど詳細な調査が必要と考えている。
▽北秋田地域のシルバー人材センターの支払問題について
 現在、調査中です。今回問題となった件はもちろん、シルバー人材センターに委託している過去の分も含めて調査していきたい。 

   (2012.4.2)


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