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縄文サミットの「つながり」が協定に結びつきました
 〜小矢部市との災害相互援助〜
津谷市長と桜井市長の握手
協定書に調印する津谷市長と桜井市長
市役所で行われた調印式(4月17日)

 北秋田市と富山県小矢部市との災害時相互援助協定の調印式が4月17日(火)市役所で行われ、地震等大規模災害が発生した際、お互いに援助協力を行うことを主な内容とする協定書を交わしました。   

 小矢部市は、富山県の最西端に位置し、高岡市、砺波市、石川県金沢市などと接し、西北部は丘陵地帯で東南部は砺波平野の一角をしめる穀倉地帯です。面積134.11ku、人口約3万2千人の豊かな自然に恵まれたところです。

 小矢部市との縁は、平成23年10月に小矢部市で開催された「縄文シティサミットinおやべ」。縄文時代の各地の人々の交流のあり方から「つながり」を大切にする心をくみとり、今後の地域間の交流のあり方を探ろうというもので、津谷市長がパネリストとして参加しました。

 調印式には、市側から津谷市長、工藤副市長、総務部長、総務課長が、小矢部市からは 桜井市長、秘書広報課長など4名が出席しました。

  始めに津谷市長が「全国で16の自治体が参加している縄文都市連絡協議会の『縄文サミット』は、昨年は小矢部市が会場であった。その際、桜井市長からお互い災害援助の協定ができないかというお話があった。昨年の大震災のことをみると、近隣の地域と協定を結んでいてもお互いに同時に被災する恐れがある。離れた地域と災害援協定を結ぶことも重要でないかとの認識のもと協定に至った。災害時だけでなくて、ご縁をしっかり強固なものにしながら、情報を共有し、両市の交流を深たり、お付き合いができるのではないかと期待している。小矢部市さんとこうして協定を結ぶことができましたことを感謝申し上げます」と述べました。

  小矢部市の桜井市長は、「近年の自然災害をみてみると、規模も大きく、発生も多発しているというのが実感。小矢部市としては近隣の市や町とは災害協定を結んでいるものの、大きな災害では同時に被災するという懸念があり、遠隔地と結びたいと思っておりました。そうした中で、昨年の『縄文サミット』で歓談した際、市長から快諾をいただきました。今後は、災害協定のみならず、様々な交流をさせていただければと思っている」と述べました。

 北秋田市が県外の自治体と災害時の相互援助協定を締結するのは、旧鷹巣町が、平成7年11月に、ホークス5市町災害時相互応援協定(北海道鷹栖町、山形県白鷹町、東京都三鷹市、長崎県松浦市(旧鷹島町)を結んで以来で、北秋田市が誕生してからは初めてとなります。
 
小矢部市が県外の自治体と協定を結ぶのは、金沢市、石川県津幡町に次ぐ3例目です。

《相互援助内容》
住民の生命、財産を守るための救助活動、医療救護、防疫等の応急活動 ▽食料、飲料水、生活必需物資の供給活動 ▽水道、下水道等の応急復旧活動 ▽被災者を一時入所させるための施設の提供 ▽救助活動に必要となる車両等の提供 ▽その他災害応急対策及び災害復旧活動               

(2012.4.17)


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