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個性あるバター餅35品が出品
 〜第1回 BM‐1グランプリ〜
 第1回 BM-1グランプリ(4月21日、クウィンス森吉)

 森吉山麓村興し会(会長 池田文明)主催の『第1回 BM-1グランプリ』が4月21日(土)、クウィンス森吉で開催され、24の団体・個人から個性あるバター餅35品が出品されました。

 北秋田市の前田地区では、多くの家庭で古くよりバター餅が作られ、日常的にお茶うけとして食されています。現在、北秋田市の推奨認定特産品として販売されており、その独特の食感や味わいが好評を得ています。
 この度、開催の『BM-1グランプリ』とは「バター(Butter)」と「餅(Mochi)」の頭文字をとり、B級グルメの祭典である「B−1グランプリ」の美味しさと、笑いの祭典である「M−1グランプリ」の楽しさを併せもつ大会にしようという思いから名づけられました。

 この日、11時の開会にあわせ、会場となったクウィンス森吉には300人の来場者がつめ掛け、大盛況のなか開会セレモニーが行われました。
 始めに池田会長が「この大会を開催するにあたり、当初は出品数が10品程度あればと考えていたが、予想をはるかに上回る35品が出品され、生産者の皆さん並びに今日お集まりの皆さんに感謝いたします。先月、森吉山ダムが完成し前田地区が観光の窓口となりますが、何か特産品がなければ寂しい。このバター餅を特産品とし売り込み、更にこれを起爆剤として色々と広げていければと思っている。私たち村興し会は地域興しを目的に活動しており、こういった機会をこれからも作り、前田地区並びに北秋田市の発展につなげていきたい」などと主催者のあいさつを述べました。

 続いて、津谷市長とマタギ観光開発(株)の鈴木謙一代表取締役が来賓を代表して祝辞を述べました。うち津谷市長は「4つの町が合併し北秋田市になりましたが、それぞれ歴史があり、文化があり、宝があります。この森吉地区には、森吉山や先日、竣工した森吉山ダムなど自然があります。そして、おいしい餅や漬物、お菓子等たくさんありますが、自分たちだけで食べていて、商品化を持ちかけても恥かしいからと引っ込み思案のところがあり、外の人たちに良さがなかなか伝わっていない状況です。今日の『BM1グランプリ』は北秋田市で初めての開催ということで秋田県、日本で初めて、世界で初めての大会です。これを機会に生産者の方のみならず、皆さんで広くバター餅を宣伝していただきたい。今日は美味しい食べ物を味わいながら楽しみながら元気になっていただき、皆さんの元気が北秋田市の元気につながればと思っています」などと祝辞を述べました。

 投票さてらつまようじを確認

 今回、出品された35品には市内のみならず、大館市や仙北市の方の出品もありました。このうち商品として販売されている4品はオープン参加とし、31品が審査の対象とされました。しそやくるみ、紫芋などが入った餅もあり、テーブルには色とりどりのバター餅がならぶなか、始めに一次審査として先着50人の一般審査員が審査を行いました。『見た目』『食感』『香り』などを慎重に審査し、それぞれが一番美味しいと感じたバター餅の前にある鉄鍋に『つまようじ』を投票。そこから上位11組が決勝に進み、決勝審査は特別審査員12人が審査を行いました。審査が終わり、一般の方々への試食が始まると、用意されたバター餅は瞬く間に無くなりました。

 この後、表彰式が行われ、グランプリとなる最優秀賞は「アグリサークル(佐藤則子代表)」が受賞。そのほかにも『優秀賞』『いい色で賞』『最香(さいこう)で賞』『とろけるで賞』『うまいで賞』などの表彰が各受賞者に贈られました。
 最後に審査委員長である虻川広見副市長が「今日、出品していただいたバター餅、全て美味しかったのですが、最優秀賞を受賞したアグリサークルさんは、一次審査・決勝審査ともトップの得票を獲得し、文句なしの受賞でありました。これから2回・3回と、このグランプリの回数を重ねていくわけですが、このように会場に入りきれないほどのたくさんの人が集まってくださっていることから、次から会場をもっと広い場所に変えなければならないかな等と嬉しい悩みを抱えています。本日は、たくさんお集まりいただきありがとうございました」などと講評と感謝を述べました。

 主催者のあいさつを述べる池田実行委員長  来賓のあいさつを述べる津谷市長  特別審査員による決勝審査
 最優秀賞を受賞したアグリサークルの皆さん  優秀賞を受賞したバター餅  多くの人が来場しました

  (2012.4.21)


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