2017年10月06日
コンテンツ番号2068
食に関心を持ちみんなで健康づくり
(2017年10月6日)
平成29年度北秋田市食育講演会が、10月6日(金)に市保健センターで行われ、参加者たちは食を通じて都市と地方をつなげる武田さんの活動について学びました。
この講演会は、㈱kedama代表の武田昌大さんが講演を行い、5歳児健診で虫歯のなかった子ども「5ゼロGO!歯っぴーキッズ」と、75歳以上で自分の歯が20本以上ある「7520よい歯」の表彰も併せて行われました。
はじめに、齊藤修・健康福祉部長が「食育とは、生きていく上での基本であり、さまざまな経験を通して『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる力を育むことである。本日は、良質な秋田米を全国に販売している武田様に、秋田米の魅力や、食を通じて取り組む地域活性化についてお話をいただき、秋田の食の素晴らしさを見直す機会となればと思っている。今後も『食』に関心を持ちながら、家族、地域の方々と一緒に健康づくりに励んでいただくようお願いする」などとあいさつを述べました。
次に行われた5ゼロGO!歯っぴーキッズ表彰式では、71人の表彰者のうち34人が参加し、名前を呼ばれた子どもたちは元気よく返事をし、一人一人に齊藤部長からメダルが首にかけられました。続いて行われた7520歯の表彰式では、10人の表彰者のうち5人が参加し、齊藤部長から認定証が手渡されました。
このあと、講師の武田昌大代表が「食でつなげる都市と地方~トラ男が仕掛ける10のコト~」と題し、武田さんのこれまでの歩みを振り返りながら、これからの田舎のあり方と自身の活動について語りました。
武田さんは、1985年北秋田市生まれ。立命館大学情報理工学部を卒業後、東京にてデジタルコンテンツ業界に従事した後、2011年8月に株式会社kedamaを設立。秋田の農業の未来に危機感を持ち、若手米農家集団トラ男(トラクターに乗る男前たちの略称)を結成し、お米のネット販売サイトを運営しています。また、五城目町を拠点とするシェアビレッジプロジェクトの村長であり、2015年のGOOD DESIGN AWARDでグッドデザイン賞を受賞。このほか、2016年5月に内閣府が運営する地域活性化伝道師に選ばれています。NHKクローズアップ現代や日本経済新聞など多数のメディアに出演。全国で公演活動をし地域活性化に取り組んでいます。
講演後には、トラ男たちが作っているお米を使って「さつもいもご飯」の試食も行われ、参加者たちは食の大切さを学ぶ一日となりました。