2017年09月12日
コンテンツ番号3711
一般会計補正予算など38件の議案等を上程
平成29年北秋田市議会9月定例会が、9月12日(火)に招集され、平成29年度一般会計補正予算案など38件の議案等が上程され審議が始まりました。
今定例会に上程された案件は、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてなど条例案2件、 平成29年度一般会計補正予算、介護保険特別会計補正予算など予算案6件、業務請負契約締結の単行議案1件、平成28年度北秋田市継続費精算報告書など報告6件、平成28年度一般会計歳入歳出決算などの認定23件です。
このうち、平成29年度一般会計補正予算案については、歳入歳出の総額にそれぞれ6億6829万6000円を追加し247億8454万2000円とするもので、歳出の主なものは、分庁舎耐震診断委託に636万4000円、林道改修に860万円、防災ラジオ戸別受信機購入に1627万7000円、ふれあいプラザ災害時非常電源設備工事に7943万4000円、農業施設災害復旧事業に6751万7000円、林道施設災害復旧事業に2557万円、公共土木施設災害復旧事業に1億340万円などを計上しています。
本会議では、会期を10月10日までの29日間とし、一般質問、常任委員会の審査のあと、決算特別委員会の審査を行い、最終日に採決することを決定しました。そのあと、上程された議案の説明と大綱質疑が行われました。また、決算認定議案が上程されたあと、一般会計決算特別委員会、特別・企業会計決算特別委員会が設置され、それぞれ委員長、副委員長が選任されました。
主な大綱質疑の概要は次のとおりです。
議案第85号 平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)
【質疑】市議会議員選挙費は、年度内に選挙があることがわかっているのだから、本来は当初予算でしっかりと積算して計上するべきではないか。今回補正しないといけない理由は。
【答弁】当初予算は、4年前の選挙の実績に基づいて編成をしました。条例上は公費の上限があるが、上限に満たない実績ベースで積算していました。今回選挙に出る方が上限まで使ってしまうと足りなくなるおそれがあるため補正させていただいた。
【質疑】当初予算と補正予算のあり方について、当局の見解を聞きたい。
【答弁】「本来は当初予算にすべてを盛り込むべき」というのはその通りと思います。今回の選挙費は減額の部分もありますが、本来は減額の部分は中で調整することができるので計上しなくてもいい。たとえば、執行権の範囲で流用が認められておりますが、財政当局としては、できる限り流用は避けて議員の皆さまに悪いことも良いことも説明をして、納得してもらったうえで執行するよう心掛けたいと思っています。市民の皆さまに、しっかりと説明したうえで、執行したいという気持ちで予算を編成しております。
【質疑】伊勢堂岱遺跡の熊対策は、今回の予算で全部か。来年度は、4月早々に一般公開ができるよう準備を進めるのか。
【答弁】熊対策費については、このあとも予定している。今後は、遺跡周辺の立木の伐採を予定しており、伐採の範囲は国との協議が必要になりますので、このような補正予算になっている。来年、冬眠から覚めた熊がどのような行動をするのかという懸念もあるが、現在考えられる対策として、立木の伐採や監視カメラで熊の動態を見ながら、来年の4月公開に向けて万全の準備をしていきたい。
【質疑】分庁舎耐震診断に関連して、これまで合川庁舎や旧中央公民館の耐震診断もしてきたが、市本庁舎建設に向けての市長の総合的な考えは。
【答弁】合併協議会の中でも、できるだけ新しい庁舎を建てて、そこに一元管理できればという話もあったと伺っている。確かに、理想的なのは庁舎を一元にして、ワンストップの市民サービスができるといいのですが、北秋田市はたいへん広い面積でありますし、しかも4つの町が合併してできた市であります。旧町の庁舎も人口が集積していて、住民の皆さんが使い勝手がいい場所に建設したはずです。今は耐震補強したこの本庁舎を中心にしながら、旧3町の住民の方々にご不便をかけないように考えていきたい。