2017年08月03日
コンテンツ番号3695
よりよい地域を目指し市民と意見交換
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う「市長と語ろう!タウンミーティング」が、8月3日(木)に森吉コミュニティセンターで行われ、参加者が津谷市長と意見を交わしました。
「市長と語ろう!タウンミーティング」は、これまで旧町ごと4会場で行われていた「移動行政懇話会」の内容や名称を見直し、市民に市政をより身近に感じてもらえるように、市民と市長が直接対話することを重視した意見交換会。今年度は「人口減少対策~子育て世代・若者をはじめ、みんなが暮らしやすいまちづくりのためには」をテーマに、本市が取り組んでいる事業などについて意見や提言などを聴き、今後のまちづくりに反映させるために行うものです。この日の森吉地区会場には、自治会長や地域住民など21人が参加しました。
開会にあたり、津谷市長は「森吉地区は『北秋田市クウィンス森吉宿泊施設整備事業計画』として、現在の日帰り入浴客用の休憩室個室5室をすべて宿泊個室にする整備改修を進めることとしている。この整備により、これまで課題となっていた通過型観光から森吉山を核とした滞留型観光の振興が一層進むとともに、周辺観光エリアへの観光誘客も促進することが可能となり、地域経済の安定と向上につながると考えている。本日は、市の最重要課題として位置づけている『人口減少対策』を中心に様々な意見や提言をいただくことで、今後のまちづくりの参考とさせていただくとともに、皆さんと一緒に北秋田の未来を考えていきたい」などとあいさつしました。
このあと、市の各部から、出会い結婚支援、福祉医療制度、子育て支援、商業・農業の振興、都市環境整備、消防救急体制の強化、教育留学の推進などの人口減少対策に係る取り組みを説明し、参加者との意見交換が行われました。また、テーマ以外の市政に対する意見交換も行われました。
加者からの主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
以前に出会い創出イベントを実施したことがあるが、参加すること自体に抵抗があるとよく耳にする。また、県外・市外から人が来てもらうためには、実際に来てもらったときの生活面での支援も必要ではないか。企画倒れにならないように工夫していただきたい。
われわれもそのように思っている。以前にも同じような企画をしたが、マスコミが多く参加者にあまりいい印象を与えることができなかった。今後その様な点に配慮しつつ、工夫した企画を検討していきたい。
移住・定住者からすると雪国は雪寄せなどがたいへんで、生活面で不安に思うことがあるのではないか。移住定住を促進するにあたって、生活面の不安や負担を軽減できるような対策をとるべきではないか。
移住・定住者の負担を軽減する対策は今後検討していかなければならない。移住定住者だけでなく、市民の方々も住みやすいと感じるまちづくりに励んでいく。
若者が県外へ出ていく大きな理由は、地元に就職先がないからと考える。市でも企業誘致等を頑張っていると思うが、近況を教えていただきたい。
県の東京事務所に職員を配置して活動はしているが、今のところ新たな企業誘致はない。企業を訪問すると、働いてくれる人はいるのか心配をされることが多い。ただ、地元企業は募集を増やしたりはしている。しかし、製造業が多いということからか、あまり応募してくれないのが現状。学校等に地元企業のPRをしていくよう活動していきたい。
平日に各種証明書等を取りに来ることが困難である。何か検討はしているか。
市内在住の方であれば、職員が宅配サービスをおこなっている。ただし、利用するには一定の条件がある。サービスを利用される際は、事前に最寄りの窓口へ電話をしてください。