2017年08月04日
コンテンツ番号3693
秋田犬が観光客を出迎え
特定非営利活動法人森吉山(片岡信幸理事長)が運営する、阿仁スキー場の秋田犬展示・ふれあいオープニングセレモニーが、8月4日(金)に同場ゴンドラ山麓駅舎前で行われ、観光客や関係者約30人が参加し、秋田犬とのふれあい開始を祝いました。
阿仁スキー場では、場内にドックランを設置するなど、動物とふれあえるスキー場を目指しています。この度、秋田犬の魅力を国内外に発信し、スキー場や山麓のペンション、内陸線などの利用者増による観光振興に寄与できるとして、秋田犬の展示・ふれあいをはじめたものです。
展示されるのは、スキー場の吉田茂彦支配人が飼育する生後8か月の秋田犬「北斗(ほくと)」で体長1メートル程、体重27キログラム。性格はおとなしく、人懐こいのが特徴です。コンドラ山麓駅舎の入口横の飼育スペースで展示され、ふれ合ったり、写真撮影をすることができます。また、希望者は一緒に周辺を散歩することも可能です。
この日のセレモニーでは、はじめに主催者を代表して片岡理事長が「4年前には、スキー場のマスコットキャラクタとして、子熊のオス・メスの名前を募集したところ、全国から多数の応募があり「アーニー」「モーリー」と名付けてもらった。今回は、日本全国また世界中で知名度が高い秋田犬をスキー場の守り神として迎えることができた。来場者と秋田犬のふれあうことで、誘客増につながるものと期待している」などとあいさつを述べました。
続いて、来賓の市産業部の九嶋巧部長、北秋田地域振興局の和泉克総務企画部長、阿仁ぶなの森ホテルの山田博康オーナーが祝辞を述べました。このうち、九嶋部長は「阿仁スキー場で、秋田犬の展示やふれあいが可能になったことで、誘客につながる強力なコンテンツが増えたことになる。『秋田犬』というキーワードは、英語の検索数としては、富士山の2倍というデータもあり、これを契機にさらに国内外への誘客に取り組んでもらいたい。そのために本市としても、できる限りサポートしていきたい」などと、さらなる誘客に期待を寄せました。
このあと、関係者ととも北斗もくす玉のロープを口にくわえて引っ張ると、名前が書かれた幕が垂れ下り、参加者からはあたたかい拍手が送られました。
セレモニーのあとには、登山を終えた観光客が立ち寄り、北斗の頭を撫でたり、一緒に写真を撮ったりしてふれあっていました。