2017年07月09日
コンテンツ番号3673
地域の安全を守る技術を競う
平成29年度北秋田市消防訓練大会が、7月9日(日)に合川市民健康広場で開かれ、各分団が規律訓練やポンプ車操法などで日頃の訓練の成果を競い合いました。
訓練大会は、消防団員の消防訓練礼式及び消防操法を習熟させるとともに、旺盛な消防精神をかん養して消防諸般の要求に適応する基礎をつくり、消防力の強化を図ることを目的として毎年開催されており、今年度の大会には市内13分団のうち5分団から187人の団員が参加しました。
開会式では、はじめに津谷市長が「訓練大会を通じて消防活動の基本となる機械器具の取り扱いや操作方法を習得してもらう。互いに知識を深め合い、有事の際に生かそうという大会であり、また団員が一致団結し、団の士気高揚のためにも大変有意義な大会。皆さんの頑張りに期待する」とあいさつ。 つづいて、北秋田市消防本部の中嶋誠消防長が「人口減少が叫ばれている中、持続可能な消防体制のあり方が問われている昨今だが、皆さん一人一人の力を結集しなければ地域防災は成り立たない。本日の大会は、技術の向上を図る場でもあり、これまで切磋琢磨し、培った技術を遺憾なく発揮してほしい」と激励しました。
最後に、北秋田市消防団の藤田久悦団長が「今年の上半期に北秋田市では火災件数はわずか2件ではあるが、皆さんにはより一層巡回や火災予防活動に力を入れるようお願いする。また、自然災害も全国的に発生しており、北秋田市もいつ、どのような災害が起きるとも限らない。日頃から消防団員であるという強い自覚と誇りを持って、常に住民の期待に応えられるよう心構えをしていただきたい」と訓示しました。
訓練大会は、消防訓練礼式により決められた操法と動作を、迅速かつ的確に行うもので、規律訓練、ポンプ車操法、小型ポンプ操法の3部門で行われました。この日は、真夏を思わせる強い日差しが照りつける中、各部門には選抜された2隊が参加し、審査員や他チームの団員が見守る中、きびきびと手順をこなし、これまでの練習の成果を披露しました。
なお、7月30日に同会場で開催される大館北秋田支部消防訓練大会には、各部門に出場した2分団が出場する予定です。 成績結果は、下記のとおりです。