2016年10月21日
コンテンツ番号5813
業務改善と市民サービス向上に有効な提案3件を表彰
(2016年10月21日)
平成28年度北秋田市職員提案制度の表彰式が、10月21日(金)に市役所で行われ、市職員から提案のあった市民サービスの向上につながるアイデアなどを表彰しました。
この制度は、業務改善や市民サービスの向上を図るとともに、職員の職務意識の向上をねらいとして、広く職員からアイデアを募集するもので、平成25年4月から施行され、今年で4年目。募集は通年で行い、前年8月から当該年の7月末まで提出されたものを当該年度の審査対象としています。
提案内容は、新しい事業や業務改善の取り組みを募集する「自由課題提案」、既に実践している取り組みを紹介する「実績報告提案」等があり、採用となった提案については、所管部署へ市長が事業推進に向けた指示を行います。
昨年度は5人の職員から14件が提案され、「朝礼及び振り返りの会の実施」ほか4提案を採用し、事業が推進されています。
今年度の応募状況は、7月末までに2人の職員から5件の提案があり、事務局による1次審査で3件の提案が2次審査の対象として選考され、9月23日に行われたプレゼン形式の2次審査の結果、3件の提案が採用されました。
なお、市長賞には「派遣職員を『学びの会』の講師に」の提案が選ばれています。
表彰式では、虻川副市長が採用された3件を提案した2人の職員に表彰状を手渡し、「2人には様々な提案を出していただき感謝申し上げる。組織は日々進化していかなければならず、そのためには職員がアイデアを出し合い、新たな目標を打ち立てながら進めていく必要がある。市民といかに向き合うかを重点におき、様々な観点から職場や業務を見直していただいて、今後もたくさんの提案を出してほしい」などと、積極的な事業参加に期待を寄せました。
採用された提案内容は下記のとおりです。
市長賞
「派遣職員を『学びの会』の講師に」
【提案者】 三澤忠博(教育委員会事務局総務課)
【提案内容】 国・県などに派遣された職員には「学びの会において、派遣先での研修内容等を報告・発表する機会を設ける。
【授賞理由】 派遣職員が派遣先で経験してきたこと、学んできたことなどを聞くことで、職員の研修派遣に対する意欲が高まるきっかけにつながる。
アイデア賞
「市議会のインターネット等による中継」
【提案者】 三澤忠博(教育委員会事務局総務課)
【提案内容】 北秋田市議会をより多くの市民に傍聴していただくため、インターネットによる配信を行う。
【授賞理由】 議会による議論もあり、その方向性を見極める必要があるが、行政の各分野における情報発信については検討すべきことであり、地域の話題などの身近な内容から、観光や移住等も含め、動画配信や中継について研究の余地がある。
アイデア賞
「秋田内陸線の観光鉄道化を目指す!」
【提案者】 柴田照悦(市民生活部森吉総合窓口センター)
【提案内容】 秋田内陸線沿線の景勝地や観光施設などを生かした、様々なイベントや新たな観光商品開発を進め、観光鉄道として秋田内陸線の存続を図る。
【授賞理由】 沿線の人口減少が加速し、今後も乗車人数が減少することが想定されるなか、地域の観光資源として沿線外から観光客を誘客する提案は評価できる。公共交通と観光鉄道とのバランスを図りながら検討する余地がある。