2016年10月16日
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四季美湖周辺をアウトドアの聖地に
森吉四季美湖まつりが、10月16日(日)に森吉山ダム周辺で行われ、来場者はステージイベントやダム見学、ウォーキングなど、盛りだくさんのイベントを楽しみました。
このイベントを主催する森吉山ダム水源地域ビジョン実行委員会(加藤寿・実行委員長)は、森吉山ダムの完成により誕生したダム湖「森吉四季美湖」をはじめとした森吉山麓の自然環境を活用し、地域活性化につなげるため、行政と協力しながら実現に向けて活動に取り組んでいます。
その活動の一環として実施している『森吉四季美湖まつり』は、ウオーキングやカヌー体験など、体験型の企画に重点をおき、大自然に触れてもらいながら、あらためて森吉山麓の素晴らしさを知ってもらう機会として、毎年夏と秋に開催しており、今年で6年目を迎えました。
メイン会場の森吉山ダム広報館前で行われたオープンセレモニーでは、加藤委員長が「この催しは森吉山麓のすばらしさを全国に伝え、人と物とサービスなどの交流を盛んにし、地域の活性化に寄与することを目的に始まった。去年からは、この自然と秋田杉を活用したカナディアンカヌーのトライアスロンの開催を目指しており、去年は東北ブロックの役員がコースの視察に訪れ、今年は実際にカヌーや自転車、ランを実践して、来年の開催に向けて進めていくことになり、これを契機に四季美湖周辺をカヌー、サイクリング、トレッキングの聖地、アウトドアの聖地にしたいと考えている。今日はすばらしい天気に恵まれ、アウトドアイベントとしての大部分は成功と言えるが、残りの部分として事故には十分に注意して、多くの催しを楽しんでもらいたい」などとあいさつ。
つづいて、秋田県議会の北林丈正議員が「すばらしい秋晴れのもと、四季美湖紅葉まつりが行われることをお祝い申し上げる。この四季美湖には、すばらしい自然のほか、湖でのカヌーやダムの探検など、たくさんの楽しみ方がある。いよいよ今月22日には高速道路の鷹巣ICが開通する。他県からも来やすくなることからも、四季美湖の魅力を全国に発信し、より多くの人に訪れてもらえることを願っている」などと開催を祝いました。
メイン会場の広報館前では、木本有美歌謡ショーや渋谷幸平&佐藤晶の津軽三味線ライブ、祭姫會のよさこい、森吉中学校吹奏楽部の演奏などのステージイベントで会場を盛り上げたほか、森吉牛ステーキや馬肉煮込み、手作り餅、朝採り野菜などのテントが立ち並び、来場者は秋の味覚に舌鼓を打ちながらイベントを楽しんでいました。
一方、体験イベントとしては、大人気の『ダムの探検』が今回は9回実施され、参加者は係員からダム建設の経緯や構造、役割などの説明を受けた後、ダムの専用のエレベーターで60m下降し、堤体のなかを歩きながら規模の大きさを体感したほか、秋田杉で作ったカナディアンカヌーの体験や森吉山荘から森吉山ダムまでの約14キロのコースを歩く紅葉ウォークキングでは、色付きはじめた紅葉を眺めながら心地よい汗を流していました。
さらに、今回はカヌー1.5㎞、自転車26㎞、ラン6㎞の『カヌートライアスロン』を初開催。過酷なレースながらも四季美湖や奥森吉の大自然が広がるコースを選手たちはアウトドアを満喫しながらゴールを目指していました。