2016年08月04日
コンテンツ番号5691
より良い地域づくりの向け意見交換
(2016年8月4日)
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会が、8月4日(木)に森吉コミュニティセンターで行われ、参加者が市長や市の担当者と意見を交わしました。
移動行政懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、広く市民から意見・要望をうかがう機会として各地区で平成19年度から開催しており、今回は「移住定住促進事業」と「観光振興対策事業」の2つを主なテーマとして、意見交換が行われました。
開会にあたり、津谷市長は「森吉地区では今年度より、森吉山ダム周辺整備事業として、カヌー用船着場やトイレ等の整備を進めることとしており、来年度には『みちのくダム湖サミット』が開催されほか、今年度も『まるごと森吉山観光振興プロジェクト』によるイメージアップと森吉山を核とした滞留型観光の振興を一層進め、多くの観光客を呼び込み、地域が潤う観光振興に努めていく。また、旧浦田小学校の活用に向け、企業が進出することになった。今後も少しずつだが地域の資源を活用しながら、地域の方々の雇用が増えるような働きかけを行っていきたい」などとあいさつしました。
このあと、担当者から『移住定住促進事業』と『観光振興対策事業』について、市の取り組み状況が説明されたほか、参加者との意見交換が行われました。
参加者からの主な質問・意見とその回答は次のとおりです。
森吉山は県立自然公園だが、訪れた人たちからは高い評価を受けていることからも国定公園に昇格できないか。条件も満たしており、全国からの注目度も変わってくるとくると思う。積極的な取り組みをお願いしたい。
森吉山はたいへん素晴らしい山だが、残念なことに森吉山に行ったことがない市民の方もいる。そうした人たちにも森吉山の魅力を知ってもらい、北秋田市全体で盛り上げていく環境づくりが第一と考えているが、森吉山はマスコミへの露出も増え、着実に機運は高まっていると感じている。今の質問でも森吉山への熱意が伝わってきたが、多くの人に熱意を持ってもらえるよう取り組み、国定公園への昇格に向け研究していきたい。
若い世代は、衣・食・住の「住」に負担を感じてる人が多いと思う。市営住宅に空きもあるようなので、移住してくる子育て世代に格安で住宅を貸すなど、思い切ったことをしてみては。
移り住むために住居は大きな問題になると思うが、生活するための仕事、子どもの保育や教育、医療、地域とのつながりなども重要と考える。提案されたような取り組みは、他の自治体の事例があるので、研究させていただき、良いものであれば人まねであっても取り組んでいきたい。
国道が新しくできたため、米内沢駅前の道路が市道になった。国道ができたときは交通量が減ったが、また大型などの交通行量が増えはじめ、道路の状況が悪い。市の直営で補修はしてもらっているが段差もでき、大型車が通るときには音も大きい。全面舗装はできないか。
すぐに担当者を現地に向かわせ調査する。全面舗装は無理かと思うが、振動を抑えるようすぐに対応したい。
高齢者の一人世帯などが増え、自治会の活動や共助力が弱まっているなか、最近は自治会に未加入、退会する世帯も増え始めている。各機関や団体から自治会に寄付を依頼されるが、自治会に加入していなければ、払わなくても良いと思っている人もいる。寄付は強請するものではないが、自治会の加入、未加入に関係のない統一性のある活動にできないか。
寄付は各機関、団体のものがあるので、今すぐに市で方向性を申し上げることはできないが、市でも青い羽根や緑の羽根の寄付をお願いしていることからも、関係機関と話し合いをして、より良い方向に進むよう取り組み、多くの方に寄付の協力していだだけるよう整備していきたい。
松くい虫の被害にあったと思われる枯れた松を見かける。市で松くい虫の対策は行っているか。
毎年行っている。ただし、発見してもすぐに対処できるわけでなく、調査して翌年に国の補助を受けて伐倒駆除することになる。もし被害にあった松を発見したら市に連絡をしてほしい。