2015年09月19日
コンテンツ番号6957
長寿を祝うとともに互いの健康を喜び合う
平成27年度鷹巣地区の敬老式が、9月19日(土)に中央公民館で開かれ、約370人が出席して長寿を祝いました。
今年の敬老式対象者は市全体で8,293人(男性2,903人、女性5,390人)、そのうち鷹巣地区の対象者は3,873人(男性1,390人、女性2,483人)でした。また、鷹巣地区で白寿を迎えられた方は7人、同じく米寿は146人、同じく75歳を迎えられ敬老者の仲間入りをした方は260人でした。なお、鷹巣地区の敬老式は、9月8日から始まった今年度の市敬老式の最後となりました。
式典では、はじめに津谷市長が、戦後70年の節目にあたり、出席者の戦前戦後の労苦と復興への尽力に感謝を述べながら、「先日の報道で、病気などで日常生活が制限されることなく、元気に生活できる期間として定義されている健康寿命が、日本人が男女ともに世界一であるという研究報告があったが、この会場に来ている皆さんの元気な笑顔を見て、その報道が間違いではないと思った。また、この北秋田地域の皆さんこそが、日本の健康寿命を延ばしているのだと確信したところです。健康の秘訣は笑顔とも言われている。今日は、同じ鷹巣地区で一緒に過ごしてきた仲間同士で思い出話などを語り合いながら、楽しい時間を過ごしてほしい」などとあいさつしました。
つづいて、2人の児童が敬老作文を発表し、はじめに鷹巣小学校6年の千葉瑛汰(えいた)さんが「大好きなおばあちゃん」と題し、料理が上手なおばあさんに「ぼくが大人になったら料理を作ってあげます。おばあちゃんに教えてもらったおいしいチャーハンも作ってあげるので、長生きしてください。そして、地域のおじいさん、おばあさん。ぼくたち小学生が地域の方に教えてもらった恩返しをします。元気に長生きして待っていてください」と声をかけました。
次に、鷹巣小学校5年の三澤由飛(ゆうと)さんが「ありがとう。おじいちゃん、おばあちゃん」と題し、川に釣りに連れて行ってくれる料理名人のおじいさん、特技が日本舞踊のおばあさんに「ぼくは、いろいろなことを教えてくれるおじいちゃんとおばあちゃんにいつも感謝しています」と作文を披露しました。
つづいて、津谷市長が、新敬老及び白寿・米寿を迎えた方々への祝品を、新敬老代表の工藤弘子さん(舟見町)、白寿代表の亀山ハルヱさん(住吉町)、米寿代表の小野裕子さん(西陣場岱)にそれぞれ手渡しました。
この後、来賓の大森光信・市議会議員、近藤健一郎・県議会議員、北林丈正・県議会議員がお祝いのことばを述べ、最後に新敬老者を代表して近藤修三さん(東横町)が「世界一の高齢社会となった我が国は、高齢者の私たちがこの地域の中でどんな生き方をするかは極めて大切な考えであり、皆さんと同じ理解を求められているのではないかと考えます。私たちがこの地域の経済活動に貢献し、家庭生活はもとより地域の各種行事に参加していることが、少子傾向が進む現状と過疎に悩む地域に大きく貢献していることをお互いに確かめ合う今日でもあるのではないかと思います」などとお礼のあいさつを述べました。
式典終了後、祝宴の前に「北あきたバター餅」の贈呈式が行われ、日本バター餅協会の村井松悦会長が、出席者代表の松尾ミツさん(松葉町)に手渡しました。村井会長は「北あきたバター餅は、伸びるのが売り。このバター餅を食べて、寿命を延ばして長生きしてください」とあいさつし、長寿を祝いました。
その後、鷹巣町農協の田村純一・常務理事の乾杯の音頭で祝宴が始まり、出席された皆さんは、お互いの近況などを語り合い、鷹巣婦人会の皆さんによるステージでの踊りや歌を観賞して楽しい時間を過ごしました。