2015年08月25日
コンテンツ番号6932
ネットいじめゼロ宣言を作成
平成27年度きたあきたいじめゼロサミットが、8月25日(火)に中央公民館で開かれ、市内小中学校の代表16人が、いじめ問題について話し合いました。
この事業は、市教育委員会の主催で、児童生徒自らがいじめ問題について学び・考えて未然防止に取り組むとともに、コミュニケーション能力を育てることを目的に開催しているもので、今年で3回目。今回は、全国で無料通信アプリのLINEや交流サイトでのいじめが問題になっていることから、「ネットいじめの防止」をテーマにしました。
開会にあたり、三澤仁教育長は「皆さんは、市内の小中学校の代表としての大きな役割を担っている。今日のサミットの状況を学校で報告し、市内の学校ではいじめがない、いじめは出さないという学校づくりのためにがんばってほしい」とあいさつしました。
続いて、小・中学生混合の3グループに分かれ、自分の考えや学校での取り組みを発表し、意見交換を行いました。子どもたちからは「いじめを完全になくすことは難しいと思うが、いじめを絶対に許さないという気持ちを持つことが必要だと思う」「いじめは小さなことから始まるので、相手が傷つく言葉を使わないように自分から気を付ける」「使用時間を制限し、みんなが一斉にやらない時間帯を作れば、安心して勉強や家族との時間を過ごすことができると思う」など活発な意見が出され、「私たちは、ネットいじめにつながるような書き込みをしないよう声をかけ合い、お互いを理解し合いながら使用します」など3項目からなる「ネットいじめゼロ宣言」を作成しました。
閉会行事では、子どもたちが「ネットいじめは、気ないところからおこることがあるということを改めて感じました」「いじめ防止のため、他の学校で取り組んでいることが参考になった。SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のいじめは、増えているかもしれませんが、今回の宣言をしっかりと生徒に提示し学校でいじめを無くしていきたい」などと感想を発表。小学生と中学生の代表が「きたあきたいじめゼロ宣言」を元気よく読み上げ、いじめを防止を確認しました。
最後に、学校教育課の遠藤元博課長が「いじめ防止で一番大切なことは、学校、学級が、いじめをやってはいけないという雰囲気になることが大事。『いじめはダメなんだよ』という雰囲気のある学校を目指してほしい」などと講評しました。
きたあきたネットいじめゼロ宣言
- 私たちは、ネットいじめにつながるような書き込みをしないよう声をかけ合い、お互いを理解し合いながら使用します
- 私たちは、思いやりをもったネット上での会話と、ネット上ではなくふだんの生活と人間関係を大事にします
- 私たちは、1日2時間以内を目安に、学校生活や勉強に支障が出ないように情報端末を使用します