2014年10月01日
コンテンツ番号7433
提案・要望事項等を討議
第163回秋田県市長会(会長・穂積志秋田市長)定例会が10月1日(水)に北秋田市役所阿仁庁舎で開かれ、県内の市長が国・県に対する提案・要望事項等について議論を交わしました。
定例会は年2回、各市持ち回りで開かれ、北秋田市では平成20年4月以来の開催です。 定例会には全県13市のうち12市の市長、事務局職員、県市町村課職員らが出席。開催地の北秋田市からも虻川広見副市長、工藤信夫副市長のほか総務部長、総務課長が同席しました。
はじめに穂積会長が「臨時国会が召集され、今国会では地方再生にかける思いが強いと感じている。われわれとしても、少子高齢化が進んでいる声をぜひ届ける、また、自ら考え自ら勝ち残る戦略を、手を携えながら要望、提案をしていきたい」とあいさつ。つづいて開催地の津谷市長が、阿仁地域の鉱山の歴史やマタギ文化、熊牧場などを紹介し、「皆さまの来訪を心から歓迎するとともに、本日の定例会を有意義な会にしてもらいたい」と述べました。 また、来賓の松尾秀一北秋田市議会議長は、地域は多くの問題を抱えているとし「今後市長会の果たす役割はますます重要であり、問題の解決や前進に大いに期待したい」とあいさつしました。
会議は、津谷市長が議長を務め、秋田県市長会の平成25年度一般会計歳入歳出決算、26年度の補正予算のほか、国・県に対する提案・要望事項として継続33、新規14の計47項目、重点提案、要望事項として継続7項目を承認しました。このうち、国・県に対する提案・要望事項の継続要望では、「地方財政基盤の充実強化」(秋田市、北秋田市など5市から提出)、「介護保険制度の適正な実施」(北秋田市、能代市など3市)などが、新規要望事項では「人口減少を抑制するための少子化対策の充実強化」(鹿角市)、土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域の指定促進」(秋田市)、「法人税改革における外形標準課税のあり方」(にかほ市)などが、市長会として取りまとめられました。
定例会終了後、各市長は阿仁異人館・阿仁郷土文化保存伝承館を見学。また、阿仁合駅から阿仁マタギ駅まで秋田内陸線に乗車し、阿仁熊牧場「くまくま園」を視察しました。