2014年08月04日
コンテンツ番号7372
新生合川小学校などについて意見交換
市のまちづくりや行政課題などについて市民と語り合う移動行政懇話会が8月4日(月)、合川地区から始まり、参加者が市長や市の担当者と意見を交わしました。
懇話会は、市の現状や周知事項を説明するとともに、行政への意見・要望を伺う機会として各地区で平成19年度から開催しているもので、合川地区会場の合川総合窓口センターには、自治会長や地域住民22人が参加しました。
開会にあたり、津谷市長は「合川地区では、新生合川小学校の建築工事が進捗率50%を超え、平成26年12月の完成を予定し、平成27年度から子どもたちが元気に通うことができるように、事業を着実に進めているところです。また、合川中学校グラウンドの整備が完成し、中学生の野球練習も再開されています。また、今年は市が誕生して10周年の節目の年であり、10月に北秋田市誕生10周年記念式典を開催することにしています。市民歌の発表や、これまで市に貢献していただいた方々に対する表彰を予定しており、これを機に4町時代のことを振り返りながら、市民の方々が一致団結して取り組んでもらえるようなきっかけになって欲しいと思う。今日は、市の現状等をご理解していただきながら、皆さんと一緒になって住みよい北秋田市づくりに取り組んでいきたい」などとあいさつ。
つづいての報告事項として、7月31日夕方から発生した合川西地区を管轄する、中央地区簡易水道の漏水による断水について説明。続いて、市のイメージアップ戦略と地域産業の活性化、安心・安全なまちづくりによる人口減少抑制対策に取り組む「定住促進基本計画」、10月4日から始まる「第29回国民文化祭・あきた2014」、県内で大量発生している蛾について説明し、意見交換会では質疑を含め参加者から意見、要望が出されました。
主な質問・意見とその回答は次のとおり(朱字が回答)
▽10周年記念式典について詳しく教えて欲しい
自治会長や各団体代表者、公職の方など約600人を予定しているが、参加を希望される方がいた場合は調整したいと考えている。市民歌については、現在練習中の市内のコーラスグループを中心とした披露のほか、当日も参加者全員で練習したうえで歌うことを考えている。アトラクションは時間の関係上、予定していない。
▽統合小学校について、遠方からの通学手段は。また、不審者等への対策は
2学期から職員が、それぞれの地域を訪問して保護者や学校の先生と通学手段、通学路、危険個所などについて話し合うことにしているので、この情報をもとにスクールバスの運行範囲の検討も含めて、子どもたちの通学における安全のために万全を期します。なお、地域の子どもは地域の皆で守るという強い思いで、地域の方がたの不審者に対する厳しい目をお願いしたい。
▽大雨などの被害から身を守るために、合川橋に水位計や雨量計を付けられないか
米代川の鷹巣橋の橋脚には、線で危険水位を表している。県の方とも、目で見える危険を知らしめるための策として、橋脚がいいのではと話し合いをしてきた経緯があるので、この件について地域振興局へ相談する。
▽統合小学校が建設されて教育施設が集中するが、阿仁川に子どもたちが水や動植物に親しむ空間を設けられないか
鷹巣東小学校に米代川の水辺公園があったが、5、6年経ってから父兄から「危ない」という意見があり、現在使われていない。理由として、降雨時に状況を確認する人がいないことが挙げられるが、阿仁川についてはどの範囲までできるかを検討して、後日連絡差し上げたい。
▽小学校の統合による、東・北・南小学校の空き校舎を避難施設等にして有効活用できないか
耐震補強が必要ないのは、東小の体育館と校舎の一部のみであり、北小と南小は耐震補強を必要とする。東小については、大野台ハイランドに保管してある遺跡関係の資料を移せないか内部協議している。北小と南小については、耐震補強をしてまで活用できるかは厳しい状況。