2014年04月28日
コンテンツ番号7258
国民文化祭で演劇列車を脚本
(2014年4月28日)
10月に開催される国民文化祭の「内陸線アート」で、演劇列車の脚本を担当する劇作家で演出家の平田オリザ氏が、4月28日(月)、市役所を訪れ、津谷市長へ演劇にかける思いを語りました。
平田氏は東京都出身で、劇団「青年団」を主宰し、劇作家、演出家として活躍しています。演劇による教育プログラムの開発や文化芸術による地域活性化にも力を注いでいます。2002年度以降中学校の国語教科書で、2011年以降は小学校の国語教科書にも平田のワークショップの方法論に基づいた教材が採用され、多くの子どもたちが教室で演劇を創作する体験を行っています。また、東京芸術大学特任教授や大阪大学客員教授なども務められています。
北秋田市では、今年開催される第29回国民文化祭・あきた2014の北秋田市主催事業の「内陸線アート」で、平田氏脚本による演劇列車を5回運行する計画にしており、今回は現地調査のために北秋田市を訪れました。
平田氏は、母親が大館市出身で、北秋田市に親類があり幼いころに阿仁合線に乗車したことがあると話し「今回のお話は母親が一番喜んでいる。貸し切り列車が演劇ステージ、移動する風景が劇場空間として作品を創り、今年だけでなく、定例で上演できる名物になるような作品を目指したい」と抱負を述べました。
津谷市長は「地元の方々も、内陸線を見直す機会になればと思う」と期待を込めました。