2010年06月04日
コンテンツ番号7706
北秋田名物株式会社「食うべ」開店
北秋田名物株式会社(野宮幸博代表取締役)では、6月11日(金)から直営店「食うべ」を開店、その試食会が6月4日(金)同店で行われました。
同社は、国のふるさと雇用再生特別交付金事業を活用し、市の委託を受けて、北秋田市の観光及び産業界全体の企画・営業・販売活動を行っています。商工会青年部有志6人の役員と職員11人で組織し、鷹巣駅前の空き店舗を活用した「駅の駅 Be」で は、観光案内のほか市内で生産する食品や工芸品などの受託販売も行っています。
この度開店するのは「くうべカフェ&食らぼ」。内陸線やJRを利用する観光客のみなさんなどの駅近くで短時間で済ませられる軽食の要望に対応すべく企画。店内は、席数が4人掛けテーブル席が2つ、2人掛けテーブルが1つで合計10席に改装。日本人の人気食であるカレーを中心にした軽食スタイルで、市販のカレー粉を使わず、21種類のスパイスを自社ブレンドの上、丁寧に焙煎し、1週間熟成したオリジナルなカレー粉を作成。ご飯には地元の農家から提供をいただいたあきたこまちを使うなど地元の食材を利用しています。
今回試食されたのは、比内地鶏チキンカレー、松尾牛ビーフカレー、秋田県産ポークカレー、比内地鶏プレミアムキーマの4種類。 はじめに野宮代表が「昨年6月1日に会社を立ち上げ当初5部門を作りましたがラボという外食部門が、地元の食材を使った新しいメニューの開発などでなかなかできなかったが、1年かけてやっとオープンすることができました。シェフも全くの素人からはじめて、努力しオリジナルのご当地カレーを作ることができました。これからも地場産のものを使ったメニューを開発していきたい」などとあいさつ。
続いてシェフの近藤隆広さんが「将来的には地元高校生とのフードコラボや地元の農家女性と共同した商品開発にも着手し、食うべ発信の商品アイテムを全国に広げていきたい」などと事業展開に意欲を示していました。 佐藤唯直副市長は「駅前には前にいろんな食堂、レストランや飲食店があり今は寂しい思いがします。食うべにはいろんな地元の食材をつかった安全安心な食事を提供いただけるようです。ご当地グルメに名前が載るような北秋田市を代表する料理の商品開発をお願いできればと思います。また、ふるさと雇用基金を用いた事業は来年度で終了するわけですがみなさん方が努力のうえ自立していただけるような経営体制にもっていただければ」などと祝辞を述べました。
その後、参加者は試食を行い、オリジナルのカレーの味を確かめていました。
営業時間は午前11時から午後3時までとなっています。なお、6月6日(日)駅前通りなどで開催される第26回ふるさと踊りともちっこまつりには臨時営業の予定です。
お問合せは同社(TEL:0186-84-8088)へ。
(2010.6.4)