2015年02月25日
コンテンツ番号6118
変化する地域公共交通にスピード感を持って取り組む
平成26年度第3回北秋田市地域公共交通会議が、2月25日(水)に中央公民館で行われ、路線バスの廃止やデマンド型乗合タクシーの運行について審議しました。
この会議は、市民生活に必要な交通手段の確保やその他の旅客の利便の増進を図り、地域の実情に即した輸送サービスに必要となる事項を協議するために設置され、交通輸送事業者や住民代表、行政関係者等で組織する委員が地域交通の現況や問題点、改善策等を協議するものです。
また、路線バスや乗合タクシー、内陸線等の各交通機関が連携し、住民の利便性向上と地方交通の再生をめざすため、市及び仙北市で鉄道と道路の役割等について協議する秋田内陸地域公共交通連携協議会の北秋田市道路交通部会も兼ねて行われました。
はじめに、会長の石川博志総務部長が「当会議は、道路交通法に基づいて地域の実情に応じた公共交通の構築を図るために設置されています。ご承知のとおり、地域公共交通を取り巻く情勢は常に変化しており、よりスピード感を持って取り組む必要がありますので、皆さんのご協力をよろしくお願いします」などとあいさつを述べました。
つづいて、事務局の総合政策課から協議事項の路線バスの廃止についてと、市民病院と自宅等を結ぶデマンド型乗合タクシー実証運行の運行期間延長について説明がありました。
路線バスの廃止については、米内沢駅から米内沢中心部への通勤を目的に平成21年1月から平日の朝のみ運行していた森吉支所線を、近年は利用者がいないことや他系統のバスで輸送可能なことから、運行ダイヤの効率化を図るために、平成27年4月1日を持って廃止することが承認されました。
また、平成26年10月から実証運行している「市民病院南線デマンド型乗合タクシー実証運行」については、前回の会議で承認された病院の診療曜日に対応するために運行曜日を「月・火・金」から「月から金」へ変更した結果、利用登録者が増加していることを説明。これを受けて、運行期間を半年間延長して平成27年9月30日までとし、本格運行に向けて引き続き検証を行うことが承認されました。
市民病院南線デマンド型乗合タクシー実証運行について
利用登録者数 55人(男性10人、女性45人)
年代別登録状況 90代1人、80代25人、70代26人、60代3人
※いずれも2月20日時点
デマンド型乗合タクシーは、合川地区の一部(福田・新田目、道城、上杉)と森吉地区の一部(本城、向本城、御嶽)にお住まいの方が、市民病院へ通院するための手段として検証しているものです。
ご利用については事前に登録が必要ですので、詳しい内容については下のリーフレットをご覧ください。