|
1.林業の振興について @北秋田市の林業の現状をどう認識しているのか。
近年は林業の元気がなくなり、間伐等の手入れが不足する森林が増えるなど、森林機能の低下が危ぶまれています。これは所有者の高齢化や後継者不足、併せて木材価格の低迷による施業意欲の減退が森林の活性化に影響していると認識しています。当市の杉人工林のうち、要保育森林である35年生以下のスギ人工林の面積が66%を占めており、今後、適正な間伐・保育が必要です。間伐は地球温暖化対策の効果があり、今後も国・県の補助事業を活用し、間伐事業の拡大推進を図ります。民有林は、木材価格の低迷による意欲の減退などにより計画的な間伐・保育が行き届いていないのが実情です。また、松くい虫等の森林病害虫の被害拡大を抑え、駆除および蔓延の防止に努め、健全な森林整備を推進します。
A林業の活性化への施策に何があるのか。 公有林は、施業計画に基づいた森林整備を行いたい。民有林は、所有者の意識改革が重要な課題。施業計画の樹立を推進し、集団的な施業を行い、補助事業を活用した作業路の整備によるコストの低減を図ることが、木材価格が低迷している中でも林業の活性化を図る上で重要です。民有林整備は森林組合との連携を強化し、森林所有者の森林整備に対する理解を深め、意欲を喚起することが最も大切です。
また、森林は国土の保全、水源かん養、二酸化炭素の吸収源として重要な役割を果たしており、良質な木材生産に向け、補助事業を活用しながら、民有林の適正な森林資源の造成を図り、民有林の造林・保育事業者に市単独嵩上げ補助を実施します。
Bバイオマス事業計画の策定委員会に学識経験者を交えた専門委員会の設置を。
バイオマス事業化計画策定委員会には、専門的知識を持った方や関連する分野の代表者が入っています。特に、委員長の県立大
谷田貝教授は、その道のエキスパートです。 策定委員会は第1回目の会議を開催し、スタートしたばかりですが、年度内の計画策定という時間的な制約もあり、専門部会設置の予定はありませんが、必要があれば委員会が関係者から説明や意見を求めることもできる規定となっています。各分野の事業化にあたっては専門部会の設置も検討したい。
2.森吉山阿仁スキー場の通年営業の実現について @原状回復にかかる費用が3億円くらいといわれている。この資金をウインターガーデンリゾーツ(株)から出していただき、市に無症譲渡させられないか。
昨年度ウインターガーデンリゾーツ(株)と現状回復費用の交渉をしましたが、会社側は、現状回復費用を市に出す考えはないとのことでした。今後、会社が現状回復費用をすべて負担して市に譲渡したいとすれば検討の余地もある。その場合、開業から20年以上が経過し、施設の老朽化や大規模修繕費用の発生、確固たる入込客が見込めるか等々も含め、熟慮する必要がある。
A湯口内スキー場を廃止。この資金200万円〜300万円くらい、ゴンドラの協力金年間で300万円くらいの資金をNPO法人にふりむける方法を実行できないか。
ゴンドラ運行の環境整備協力金は、森吉山の環境保全管理を行う目的で、夏期運行の乗車1回につき大人の方から200円をいただいている。使途は、ゴンドラ運行に伴うパトロール配置の賃金、登山道整備作業員賃金、木道整備等の環境保全管理をしていて、振り向けるのは難しい。また、湯口内スキー場を、本当に廃止していいか、地域の方々の意見を聞いて、知恵やアイデアを出し合い、努力していただければ、市としても力を合わせていきたい。
3.消防体制の整備について @消防本部及び消防署を市民病院付近に設置することにより、鷹巣地区、合川地区、森吉地区をカバーできる。分署を前田地区と比立内地区に設置する施策を検討できないか。
北秋田市の消防施設、消防体制は、合併前の広域組合から引き継いだもので、今後施設の著しい老朽化に伴う建て替え等の必要性が生じた時期を捉え、署所の位置等を含め、消防体制を検討したい。
4.地域間格差の是正について @霊柩車料金の是正を。(清光苑で火葬した場合の霊柩車使用代金:米内沢地区20,475円、阿仁支所地区31,647円、比立内地区42,819円)
葬祭業者の霊柩車料金体系の見直しは、私人の経済活動で行政で立ち入ることはできない。 また、利用者への市の負担は、行政施設の移転に伴う住民負担の増、交通費の場合、市が負担する場合は遠距離通学費などに限られており、負担は困難と判断している。
A阿仁中田地区に設置された移動通信用鉄塔施設の発注から完成までの経緯は。
移動通信用鉄塔施設整備事業は、国の補助金交付決定を受け、事業の着手前には2通信事業者からサービス提供の確約を得て、事業を進めてきました。平成20年11月に工事を発注しましたが、降雪期に入り工事箇所へ通じる林道に雪崩が発生するなど、工事作業上の安全が確保できなくなり工期を延長し、平成21年7月末に工事を完了しました。工事の完成に伴い、対象エリアのうち萱草集落では受信しにくいことが判明しています。
本事業は、国庫補助事業であり、建設できる鉄塔数が1基と定められており、4集落をエリアとする鉄塔建設ポイントは、何度もシミュレーションを重ね、最良のポイントとして阿仁根子字沢口長根地内を建設地に決定した経緯もあります。通信事業者も現状を認識しており、今後、詳細な現地調査を行い、携帯不感解消のために協議を進めていきたい。
5.ユニーク政策の検証は @提案公募型特産品活性化推進事業、市民提案型まちづくり補助金、コウノトリ委員会、この3事業の成果は。そして今後の課題と取り組みは。
北秋田市提案公募型特産品活性化推進事業は、これまで3年間の応募提案は10件。7事業所の申請を認定し、一般販売を開始して、消費者の皆さんに高い評価をいただいています。
特に19年度認定商品は、秋田県特産品開発コンクール優秀賞に輝き、北秋田市の新たな特産品として全国から注文や商品に対する問い合わせが殺到し、改めて同事業を高く評価しています。認定された商品は市内外からの引き合いも多く、地場産の素材を充分活用して新しいものを工夫し、様々な機会をとらえて更なる需要の増大を図りたい。
市民提案型まちづくり事業補助金は、これまで3年間の延べ実績は13件。いずれの事業も北秋田市を活気あふれるまちにしたい、という市民の熱意が込められたもので、その熱意を具体化することができましたのは一定の成果と捉えています。課題は、申請団体の減少。景気の悪化を受けたものとみられますが、今年度の実績を勘案し、補助内容の再検討等、方向性を打ち出したい。
コウノトリ委員会は、平成19年度から男女の出会いの機会を創出する事業を実施しています。平成19年度は162名、平成20年度は88名が参加。今年度は第1回目に46名が参加し、内陸線を利用して車中での語らいと角館の散策等によって男女の交流を図っています。この事業で知り合った一組のカップルから10月に結婚するという礼状もいただいており、男女が出会える場として期待も大きく、今後も継続的に開催し、少子化対策に努めます。
|