2017年04月28日
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北秋田市の特産品「バター餅」の味や出来栄えを競う
森吉山麓村おこし会(池田文明会長)主催の第6回「BM-1グランプリ」が、4月28日(金)にクウィンス森吉で開催され、市内の11個人・団体から個性あるバター餅20品が出品されました。
この『BM-1グランプリ』とは「バター(Butter)」と「餅(Mochi)」の頭文字をとり、B級グルメの祭典である「B-1グランプリ」の美味しさと、笑いの祭典である「M-1グランプリ」の楽しさを併せもつ大会にしようという思いから名づけられました。
6回目の開催となった今回は、出品部門を従来の伝統的なバター餅の製法を基本とする「クラシカル部門」とブルーベリーやしそなど、ほかの食材を加えてアレンジした「アレンジ部門」の2部門に分けて行われ、販売を目的としたバター餅を製造していない市内の11個人・団体からクラシカル部門に6品、アレンジ部門に14品の計20作品が出品されました。
はじめに、主催者の池田会長が「当初より出品数が少なくなったが、それでも皆さんが味、食感を研究され、美味しくなってきており、審査も大変難しいと思うが、一生懸命作って来てもらっているので、十分味わって厳正なる審査をお願いしたい。そして、ゆっくりと楽しんでいってほしい」とあいさつを述べました。
次に、来賓を代表して津谷市長が「あまりに有名になりすぎ、まがい品が出てくるようになった。県外でも作られるようになったが、やはりこの地域で作っているバター餅がおいしいということで買いに来てくれている」と祝辞を述べました。
続いて、地元の米内沢・前田保育園の園児たちと日本バター餅協会のイメージキャラクター「バタもっち」が、元気に「バター餅体操」を披露。園児たちが愛らしく踊る姿に会場は盛り上がりました。
「BM-1グランプリ」の審査方法は、一次審査として先着50人の一般審査員が各部門に一人の持ち点1を投票して上位作品を選び、続く最終審査では最終審査員11人が各部門に一人の持ち点5を投票してグランプリを決定します。
クラシカル部門は、今回、出品数が6品と少数であったため、全作品を最終審査の対象とし、審査が行われました。アレンジ部門では、みたらしのたれをかけたり、枝豆やミントを混ぜ込んだりと、多彩な作品が14品並び、このうち上位9作品が最終審査に進みました。審査員たちは、一つずつ「風味」や「食感」を確かめながら試食するとともに、趣向を凝らしたさまざまなバター餅の出来栄えを楽しんでいました。
審査の合間には、出品者にインタビューが行われ、独自に工夫した点や、婦人部で集まって楽しく作った経緯などを語りました。また、今回は抽選会が初めて実施され、地元事業所などからバター餅や製品、無料宿泊券などの景品が提供され、一般審査員や出品者は楽しいひとときを過ごしていました。
最後に、部門ごとに各賞が発表され、クラシカル部門では森川征子さん(小又)、アレンジ部門では前田駅前婦人部(飯田ゆかり代表)が、グランプリに輝きました。表彰のあと、審査委員長である虻川副市長が「ご参加いただいた皆さんに感謝申し上げ、来年は今年の倍以上の作品が出品されるよう、お互いに切磋琢磨して頑張っていきたい」と講評を述べ、閉会しました。
受賞名 | 団体名・個人名 | 地区 |
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最優秀賞(グランプリ) | 森川征子 | 森吉 |
優秀賞(準グランプリ) | 佐藤絹子 | 鷹巣 |
受賞名 | 団体名・個人名 | 作品名 | 地区 |
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最優秀賞(グランプリ) | 前田駅前婦人部(飯田ゆかり代表) | アーモンドクランチ | 森吉 |
優秀賞(準グランプリ) | 惣内婦人部(金沢百合子代表) | えだ豆バター餅 | 森吉 |
秋田県立秋田北鷹高校家庭クラブ | お花見みたらしバターもち | 鷹巣 | |
特別賞 | 五味堀餅つき保存会(清水倶子代表) | 黒砂糖バターもち | 森吉 |