2016年12月14日
コンテンツ番号6016
食生活改善推進協議会が秋田北鷹高校で講習会開催
北秋田市食生活改善推進協議会(佐藤由紀子会長)は、12月14日(水)に国が進める「生活習慣病予防減塩推進スキルアップ事業」の一環として、秋田北鷹高校で減塩を心がけた食生活を学ぶ講習会を開きました。3年生250人が朝食の必要性やバランスの良い食事について理解を深めたほか、同協議会員たちが調理した減塩食を試食しました。
国は健康増進法に基づき、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針を示した「21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21(第2次)」を推進。健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる「健康寿命」の延伸をねらいとし、個々人の生活パターンを見直し、食生活を改善することができるよう、肥満予防や減塩などの情報を提供しています。今年度は事業対象者をこれまでの壮年・高齢世代から拡充し、若者・働き世代まで年齢の枠を広げました。
今回の講習会は、進学や就職で親元を離れる高校3年生たちに今の食生活が将来の自分の身体・健康をつくるということを理解してもらい、「自分で選ぶ力」を身につけ、上手に栄養を取り入れる生活を送ってもらおうと、同協議会が高校生を対象に初めて開いたものです。
この日は、佐藤会長など4人の会員が講師を務め、日本食生活協会のテキストを基に、朝食を欠かさずに食べることや、1日350gの野菜摂取の大切さなどを説明しました。1日の食塩摂取目標量については、成人男性が8g未満、女性が7g未満と定めた厚生労働省の基準を紹介し、塩分の摂り過ぎは高血圧を招くと助言しました。また、簡単にできる減塩食のレシピを紹介しました。
この後、会員たちは、食塩の代わりに昆布茶で味付けした「さつま芋ご飯」と、シチュールウで手軽にできる「鶏肉と野菜のホワイト煮」の2品を生徒に振る舞い、「卒業して生活環境が変わっても気を付けてほしい」と呼びかけました。生徒たちは自らの健康管理に考えを巡らせ、真剣に聴講していました。