2016年06月26日
コンテンツ番号5408
イベントをとおし、北秋田の大自然をPR
森吉四季美湖まつりが、6月26日(日)に森吉山ダム周辺で行われ、来場者はステージイベントやダムの見学、湖畔ウオーキングなど、盛りだくさんのイベントを楽しみました。
このイベントを主催する森吉山ダム水源地域ビジョン実行委員会(加藤寿・実行委員長)は、森吉山ダムの完成により誕生したダム湖「森吉四季美湖」をはじめとした森吉山麓の自然環境を活用し、地域活性化につなげるため、行政と協力しながら実現に向けて活動に取り組んでいます。
その活動の一環として実施している『森吉四季美湖まつり』は、ウオーキングやカヌー体験など、体験型の企画に重点をおき、大自然に触れてもらいながら、あらためて森吉山麓の素晴らしさを知ってもらう機会として、毎年夏と秋に開催しており、今年で6年目を迎えました。
メイン会場の森吉山ダム広報館前で行われたオープンセレモニーでは、加藤委員長が「この催しは、北秋田の自然を全国に伝え、人と物とサービスなどの交流を盛んにし、地域の活性化に寄与することを目的に始まった。この地域には、広大なブナ林や素晴らしい渓流トレッキングコースがある。日本最高レベルの野外活動エリアにできると信じ、スタッフ一同で頑張っているが道のりは遠い。地道に少しずつ近づいていきたいと考えているので、ご協力をお願いしたい」などとあいさつ。このあと、迎え太鼓と四季美湖踊りが披露され、オープニングに花を添えました。
この日は、あいにくの天気により、予定されていた「ダム堤体のぼり」が中止になりましたが、ダムの内部を見学する「ダム探検隊」、秋田杉を利用した「カヌー体験」、四季美湖の景色を楽しみながら歩く「湖畔ウオーキング」などの体験イベントが行われ、参加者は普段は見たり、乗ることができない体験を楽しみました。
また、広報館前で行われたステージイベントでは、秋田大学ジャズ研究会の演奏を皮切りに、秋田大学ダンスサークル「S.P.Y」、地元アマチュアバンド「SolidCorors」、秋田大学アカペラサークル「ixi(イクシィ)」、フラダンス「HULA HULA O MELE ALOHA」、森吉山麓火祭り太鼓の皆さんが、演奏やダンスを披露して会場を盛り上げました。
また、ステージの後方には、森吉牛や細越うどんなど、地元の多彩な料理や食材を使った出店が立ち並び、来場者は寒さを忘れ、それらの料理に舌鼓を打っていました。
森吉山ダムカレーをお披露目
イベントの開催に合わせ、ダム広報館内の「喫茶ねもりだ」で、森吉山ダムカレーがお披露目されました。
ダムカレーは、ご飯をダムに、カレーをダム湖に見立てて器に盛り付けたカレーライスで、全国的にもダムのある近隣の飲食店では、それぞれのダムや地域の特性を形にした特色あるカレーライスが提供されています。
森吉山ダムカレーの特徴は、比内地鶏で出汁をとった濃厚スープ、希少な森吉牛の牛スジ、お米は地元根森田産の8分つき米、さらに使用している水は奥森吉の秘湯・杣温泉に湧き出る杣神水と、厳選された地元食材を使用していること。
この日は、ミニカレーとして販売され、森吉地区の恵みが詰まったこだわりの味を多くの来場者が堪能していました。
森吉山ダムカレーは、これから土日・祝日のみ1日20食限定で提供され、値段は森吉山ダム堤体の長さ786メートルにちなんで786円。季節にあわせトッピングを加えた、期間限定のカレーも登場する予定になっています。