2016年03月15日
コンテンツ番号1635
学び舎最後の卒業生が巣立つ
(2016年3月15日)
今月末で閉校する鷹巣西小学校(嶋田美香校長・児童数84人)の最後の卒業式が、3月15日(火)に同校体育館で行われ、卒業生13人が卒業証書を受け取り、思い出深い学び舎を巣立ちました。
同校は、昭和46年に坊沢、七座、黒沢、緑ヶ丘の4小学校が統合し、鷹巣町立鷹巣西小学校として誕生。平成17年の町村合併で北秋田市立鷹巣西小学校となりました。その後、児童数の減少などに伴い、小学校再編整備計画に基づき今年度で閉校となります。
卒業式には、全校児童と保護者、教職員、地域関係者など約150人が参加。嶋田校長は、卒業生に卒業証書を手渡した後、卒業生一人一人の頑張りを紹介し、「中学校へと進む君たちにこれから考えて欲しいことは、役に立つということです。人は誰でも役割があると信じています。将来、人の役に立つ、世の中のためになる、ふるさと北秋田をよくするような生き方をしてほしい」などと式辞を述べました。続いて三澤教育長、津谷市長、明石求PTA会長があいさつ。三澤教育長は「これまで、地域の方々にしっかりと温かく見守られて今日まで来たことを忘れないでください。中学校では、高きを目指して、学びの道を進んでください」と、津谷市長は「友達と学び、遊び、そして、先生からはたくさんのことを教えてもらったこと、すべてが大切な思い出として心の中に満ちあふれていると思います。鷹巣西小の歴史に幕を閉じることになりますが、西小の児童であったことを誇りに思ってください」、また、明石PTA会長は「鷹巣小に行っても仲のよい13人でいてください」などとお祝いの言葉を述べました。
「巣立ちのことば」では、卒業生がステージに上がり、児童会活動や運動会、修学旅行、学習発表会などの思い出の行事を振り返りながら、「たくさんの思い出は、いつまでも心の中で輝き続けます」と呼びかけました。 在校生は、「これからは、ぼくたち5年生が歴史のバトンを受け継ぎ、西っ子魂で新しい歴史を築いていきます」と声を合わせ、在校生が「大空がむかえる朝」、卒業生が「旅立ちの日に」を声高らかに合唱。最後に「鷹巣西小学で鍛え、学んだ日々を胸に、希望を持って中学校へ進みます」と力強く宣言し、最後の卒業生として通い慣れた学び舎を後にしました。